「ロシアもウクライナも両方悪い」は不適切。

「ロシアもウクライナも両方悪い」は不適切。細谷雄一教授の連続ツイートが「WEBで読める決定版と言える論考」と反響
以下は、記事の抜粋です。以下は、ツイートそのものではなく―― 「3月26日に「ロシアもウクライナも両方悪い」という議論に関する連続ツイートをした背景には何があるでしょう?」という質問に対する細谷氏の答えです。


20世紀の国際社会は、戦争違法化の努力を蓄積して、国際連盟規約(1919年)、パリ不戦条約(1928年)、国連憲章(1945年)と、着実な歩みを見せてきました。また、ロシアはウクライナの領土保全と国境線を尊重するというかたちで、1994年のブダペスト覚書、そして1997年のロシア・ウクライナ友好協力条約を締結しました。

2014年のロシアによるクリミア半島の併合や、今年のウクライナへの軍事侵攻は、それらの国際的な合意を反故にするものであり、国際秩序の根幹を揺るがす行動です。

これを放置すれば、これからたとえば北朝鮮が韓国を侵略しても、中国が台湾を武力統一しても、「両方悪い」となりかねず、武力攻撃のハードルが下がります。そのようなことを、日本が認めるべきではないと考えました。


細谷氏のツイートは、鈴木宗男氏やれいわ新選組のいかにも政治屋的メッセージを無力化するものですが、ヒトは自分の気に入った意見しか聞かないので、残念ながら彼らの意見が変わることはないと思います。ツイート全文に興味のある方は元記事をご覧ください(元記事をみる)。

 

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