脂こってり、ウナギ風味のナマズ 近大、業者と研究
以下は、記事の抜粋です。
近畿大学の研究者と鹿児島の養鰻業者が協力し、養殖ナマズのエサを一工夫したところ、ウナギに似た風味になった。5月9日からウナギ料理店で試験販売し、顧客の声をアンケートで集める予定だ。絶滅が危惧されるウナギに代わり、夏の主役になれる!?
「ウナギ風味のナマズ」作りに取り組むのは、近大水産経済学研究室の有路昌彦准教授と同大学院1年の和田好平さん。有路准教授は約4年前に調査、研究を開始。昨年、鹿児島県・大隅半島でナマズとウナギの両方を育てる牧原養鰻の協力を得て試行錯誤を重ねてきた。
各地のナマズを取り寄せ、脂の乗り具合や臭みなどを比較。「マナマズ」という種類がかば焼きに適すると判断した。エサなど養殖技術を工夫すればウナギ並みになると研究してきた。
国内には海水魚の養殖に使う固形エサが数百種類あり、栄養価や品質が高いという。従来の淡水魚用のかわりに、この中から油脂を多く含むエサを用いて牧原養鰻に育ててもらった。昨年秋に調理したところ、淡泊であっさりした当初の味から脂身が増したという。動画もあります。
牧原養鰻のホームページでもナマズのことが紹介されており、下の写真のように活魚や冷凍フィレが売られているようです(ホームページをみる)。しかし、ホームページには「ナマズに関するお問い合わせを、しばらくの間控えさせて頂いております。ご了承ください。」とも書かれているので、どこに行けば「かば焼き」が食べられるのかわかりません。是非一度食べてみたいと思います。
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