COVID-19陰謀論や科学否定の理由の1つに「報復的な心理」がある

陰謀論を信じる理由の1つに「報復的な心理」があることが明らかに
以下は、記事の抜粋です。


「政府は真実を隠している」「科学者たちは嘘をついている」こうした陰謀論は、自分と似た意見を持つ者同士が閉鎖的空間に集まるインターネットやSNSで広まりやすい。最新の研究によると、陰謀論を信じる人は「報復的な心理」、いわば「敵意を伴う反発心」を持っている可能性があるという。

この研究では、陰謀論の信念を生み出す動機について詳しく分析している。陰謀論とは、科学的に証明された事実や理論を否定し、あえて複雑で非現実的な説を信じる傾向を指す。

陰謀論を信じる人は、科学を否定する傾向を持っていることが多い。例えば、ワクチンの有効性を疑い摂取を拒否したり、専門家の意見を「操作されている」「偏っている」と考える。

科学は社会の重要な部分を担い、多くの政府機関や学術機関と結びついている。そのため、科学を否定することは、一種の反権力的な態度として捉えられることがある。さらに、科学の理論やデータ分析は直感的に理解しにくいため、「専門家はわざと話を難しくして、都合の悪い情報を伏せている」と感じている人もいる。

研究チームは、陰謀論を信じる人々の心理を探るために1,000人を対象にした3つの実験を行った。その結果、陰謀論を強く信じる人ほど「報復的な心理」が強いことが判明した。「報復的な心理」とは、単なる不満や疑念ではなく、「自分が不当に扱われた」「軽視された」と感じたときに、それに対して攻撃的な態度をとる「敵意を伴う反発心」を指す。

実際の社会の中で不公平感を感じると、人は報復的な心理を抱きやすくなり、それが陰謀論を信じることにつながるというのだ。この心理状態は、自分が上がるのではなく、他者を引きずり下ろすことで「公平さ」を得ようとするものである。


元論文のタイトルは、”Spite and Science-Denial: Exploring the Role of Spitefulness in Conspiracy Ideation and COVID-19 Conspiracy Beliefs(報復的心理と科学否定: 陰謀論とCOVID-19陰謀信仰における報復的心理の役割を探る)”です(論文をみる)。

上の記事では”Spite”を「報復的な心理」と訳しています。わかりにくかったので調べてみました。天才英単語では、「spiteという単語は「悪意」や「仕返し」を意味します。この単語は、誰かを意図的に傷つけたり困らせたりする感情や行動に関連しています。spiteは通常、他者に対するネガティブな感情や仕掛けられた行動を示す際に使われます。」と説明されています。

要するに、自分のわからないことをいう科学者に対する報復的な心理の結果、「COVID-19陰謀論」を信じようになるということのようです。陰謀論を信じる医者や歯医者は、誰に対して「悪意」を抱いたり、「仕返し」をしたいと思っているのでしょうか?

 

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