おもしろい記事をみつけました。以下はその抜粋です。
2014年9月26日、日本の文部科学省が「スーパーグローバル大学創成支援」の対象となる大学を発表した。この事業は、単純に言えば、日本の大学が国際的に「すげー」と言われたいから、一部の大学に金を出すというものだ。
この施策が本当にうまくいくかは私にはよく分からない。だけれども、文科省のお偉方は、他国の学術論文数が順調に増えているにもかかわらず日本の学術論文数については10年ほど増えないままにさせたり、大学院の定員を大幅に拡大して大量の高学歴ワーキングプアを生み続けたりするなど、極めて卓越した成果を挙げている。だから、きっとこの施策も、われら凡人には思いつきもしないような論理で大成功を収めるんだろうと思う。
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一般人が「スーパーグローバル」なんて名前をつけたら、こいつはアホかと思われることは必至だろうけれども、優秀な人が多い文科省のお偉方がまさかアホなわけがないので、きっと深い意味があるんだろう。
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「スーパーグローバル大学」は「地球を超えた大学」ということに。なるほど、きっと火星人やグレイやレプティリアンに勝てる大学を作るんですね、わかります。高等教育というものを「韓国に勝つ!」とか「中国に負けるな!」という程度の低い国威発揚のおもちゃにしようとしている人に対する素敵な風刺だと思う。
あと、以下のような記事もありました。
37校、選考基準・ねらいは? スーパーグローバル大学
いままで「国際化」をウリにしてきた神戸大学が入っていません!!実態が伴っていなかったということでしょうか?次期学長選はどうなるのでしょうか?
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