がん13種、血液検査…早期発見法開発へ――こんな研究に5年間で79億円の予算??

がん13種、血液検査…早期発見法開発へ
以下は、記事の抜粋です(太字はブログ著者による)。


国立がん研究センターは8月18日、国内の研究機関や企業と共同で、血液検査で早期にがんの診断ができる新手法の研究開発を始めると発表した。がんになると、体内で「マイクロRNA」という物質の種類や量が変化することを利用する。

参加するのは、経産省所管のNEDO、東レなどの企業や研究機関。近年、がんによっては、特定のマイクロRNAが多く検出されることが分かってきた。この物質は血液中で一定期間分解されないため、検査に利用できると判断した

研究では、乳がんや膵臓すいぞうがんなど13種類のがんを対象に、6万5000人分の血液を解析し、がんとマイクロRNAとの関連を調べる。研究期間は5年。同センター研究所の落谷氏によると、乳がんでは特定のマイクロRNAを調べると9割以上の正確さでがんを判定できるという少人数での研究成果も出ており、まずは乳がんの検査法の開発を目指すという。

がんの血液検査では、現在、「腫瘍マーカー」という検査があるが、がんの早期から検出できるとは限らず、がんでない患者も陽性となるなど課題もある。落谷氏は「血液検査で高い精度で早期がんが見つけられれば、今まで見つけにくかった種類のがんの早期治療にもつなげられる」と話す。


NHKも似たような報道をしています。
がん早期発見の新たな血液検査法開発へ

もっと詳しい記事が2つありました。
マイクロRNAでがん診断法開発が始動
血液のマイクロRNA診断開発が始動

がんのマーカーの探索は、最も競争が激しい研究分野の1つです。また、最近の研究によって、がんの薬物治療は、個々の患者さんのがん組織における遺伝子変異様態を把握して、その変異に対応した分子標的薬を投与するコンパニオン診断薬・個別化医療の方向へ向かっています。また、このグループが最初に検査法を開発するとしている乳がんの遺伝子異常は、4種類に分類されることがわかっています(記事をみる)。「13種のがん」という発想は過去のものです。

一方、がん組織における遺伝子変異を、血中に浮遊するがん細胞由来のDNAから診断する技術も発達しています。遺伝子変異がわかれば、その変異に対応した分子標的薬治療を行うことができます。マイクロRNAに基づく診断は、治療に直結するのでしょうか?

マイクロRNAの発見も血中のマイクロRNAがマーカーになるのではという発想も日本オリジナルなものではないのに、また上で説明したようにあまり有望でもないのに、どうして5年で79億円もの血税が投入されるのでしょうか?読売もNHKも当事者の発表を鵜呑みにした報道しかしていません。「ミレニアム・ゲノム」とか「タンパク3000」とかのほとんど成果を出せなかった大型プロジェクトを思い出します。

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