ウイルスと関連するがん

ウイルスと関連するがん
メモ用ですが、がん全体の12~20%がウイルス関連であるということは、これらのがんはワクチンで予防できる可能性があるいうことを一般にもっと知ってほしいです。以下は、記事の抜粋です。



がんの原因にはさまざまな因子があることが知られていますが、その中でも近年とくに注目を浴びているのが、感染症によるがんです。人間に感染症を引き起こす病原微生物は、一般的には大きく細菌・ウイルス・真菌・寄生虫と分類されますが、その中でもとくにウイルスはがんと関連するものが多く報告されています。

具体的には以下の8つです。

EBウイルス(EBV)
・バーキットリンパ腫 ・ホジキンリンパ腫 ・鼻咽頭がん など

B型肝炎ウイルス(HBV)
・肝細胞がん

C型肝炎ウイルス(HCV)
・肝細胞がん ・非ホジキンリンパ腫

HIV
・カポジ肉腫 ・非ホジキンリンパ腫 ・子宮頸がん ・非AIDS関連がん

ヒトヘルペス8型ウイルス(HHV-8)
・カポジ肉腫 ・原発性胸水性リンパ腫 ・多中心性キャッスルマン病

ヒトパピローマウイルス(HPV)
・肛門・子宮頸・陰茎・咽頭・膣がん

HTLV-1
・成人T細胞性白血病/リンパ腫

メッケル細胞ポリオーマウイルス(MCPyV)
・メッケル細胞がん

これらのうち、HBVとHPVに関してはワクチンが普及しており、予防可能であるといわれています。がん全体の約12~20%がウイルスと関連すると推定されており、実に大きな割合を占めています。このことを念頭に置き、必要な患者へのスクリーニングや早期発見に役立てましょう。

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