日本人糖尿病患者95%を占める2型糖尿病、腸内細菌と関係性-ヤクルト本社など証明
以下は、記事の抜粋です。
ヤクルト本社は順天堂大学大学院と共同で、2型糖尿病患者は腸内フローラのバランスに乱れがあることや、腸内細菌が血液中に移行しやすい状態にあることを突き止めた。
腸内フローラはヒトの腸管内に100兆個以上、生息するとされる多様な微生物種の生態系のこと。患者の糞便解析の結果、健康な人と比べ腸内細菌の総数に大きな違いはないものの、フローラを構成する細菌の割合が異なることを発見した。
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以下のマイナビニュースにも同じ内容がより詳細に報じられています。
ヤクルトなど、日本人2型糖尿病患者の腸内フローラのバランスの乱れを確認
マイナビニュースによると、「同成果は同社中央研究所ならびに順天堂大学大学院医学研究科・代謝内分泌内科学の佐藤淳子 医師、金澤昭雄 准教授、綿田裕孝 教授、順天堂大学大学院プロバイオティクス研究講座の山城雄一郎 特任教授らによるもの。詳細は米国学術誌「Diabetes Care」オンライン版に掲載された。」とあるので、このデータを出したのはほとんどがヤクルト社員とヤクルトから金銭や利益供与を受けている研究者だと思います(違ったらゴメンナサイ)。
おまけに使った機械も「ヤクルトが開発した『腸内フローラ自動解析システム(Yakult Intestinal Flora-Scan:YIF-SCAN)』」だそうで、他の研究グループによる追試は難しそうです。
降圧薬のディオバン事件では、論文の著者に製薬メーカーの社員が紛れ込んでデータ操作したということで逮捕されたことを考えると、この手の文章は「論文」や「記事」ではなく、「広告」だと考えるのが無難だと思います。
コメント
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実験に特殊な装置を使って第三者が追試できる条件を欠いているところが、科学的な仮説としては格が下がります。検証可能性の提示できない仮説は、ダメですよ。