高血圧の基準ってそんなにいい加減だったのか!

「健康」基準、緩めます 血圧・肥満度など、学会見直し
以下は、記事の抜粋です。


人間ドック学会と健保連は4月4日、血圧や肥満度などについて、健康診断や人間ドックで「異常なし」とする値を緩めると発表した。国内で人間ドックを受けた人の値を調べたところ、血圧やコレステロールの値がこれまでの基準より高くても「健康」だった。学会は新基準を6月に正式に決め、来年4月から運用する予定。

学会は2011年に人間ドックを受けた約150万人のうち、たばこを吸わずに持病がないなどの条件を満たす約34万人を「健康な人」とした。そこから5万人を抽出して27の検査項目の値をみた。

その結果、従来は130未満を「異常なし」としていた収縮期血圧は、147でも健康だった。85未満が「異常なし」だった拡張期血圧も94で健康だった。


上の記事を最初にみた時は、人間ドック学会が勝手に判断してやっているのかと思いましたが、高血圧学会も以下のように、高血圧の基準を緩和しました。

高血圧治療ガイドライン2014 糖尿病の降圧目標は130/80mmHg

アメリカでも以下のように、緩和されるようです。

新ガイドラインで数百万人が降圧薬不要に

記事によると、米国高血圧合同委員会第8次報告(JCN8)は、60歳以上の血圧目標値を140/90mmHgから150/90 mmHgへと緩めるガイドラインを発表し、さらに、糖尿病と腎疾患のある成人の血圧目標値も緩和するそうです。

どうやら、今までは基準が厳しすぎたようです。それにしても、ディオバン事件などをみていると、これまでの厳しい基準は、本当に科学的なデータだけに基づいて設定されていたのだろうか?などと疑ってしまいます。

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