笹井氏が会見で述べたことが本当だとすると、彼はNatureにわざとウソを書いた事になる

(2)「小保方氏にノート見せろとは…」「参加は最終段階、不正見抜けず」
以下は、笹井氏が会見で述べたという言葉を上の記事から抜粋したものです。


「私が参加したのはその後の第4段階。論文の書き上げの段階です。今回、問題の中心になっているアーティクル論文については、私が参加する以前に、小保方さんと若山さんにより一度書かれており、2012年春にネイチャー誌に一度投稿されていました。しかし、厳しいレビュアーとともに却下された経緯があります。したがって、私の今回の役割は、論文文章の書き直しの協力でした。それを行うために、複数の図表を組み合わせて作るフィギュアにも協力しました」

「具体的な参加時期は、2012年12月中旬の小保方ユニットリーダー選考面接のときに始まりました。この採用を決定した際に、それまでに小保方さんと、若山さんがまとめられた論文原稿について、研究の内容や発見の重要さに比して、論文原稿の文章の完成度が十分ではなく、単にデータの追加をしても採択されるのは難しいだろうという意見が、人事委員会でも出されました。そのため、竹市(雅俊)センター長が、この論文原稿についてネイチャー誌への投稿経験などが多い私が、若山さんと小保方さんの論文作成に協力するよう依頼を受けました。このSTAP現象という新しい原理はそのとき初めて聞きましたが、国際誌に発表するだけの科学的価値の大変高いものと認識し、私は協力を受けることにしました」


これが本当だとすると、以下のNatureにある記載(下線部)はウソです(Natureをみる)。Y.S.に該当する著者は、Yoshiki Sasai氏だけです。

Contributions
H.O. and Y.S. wrote the manuscript. H.O., T.W. and Y.S. performed experiments, and K.K. assisted with H.O.’s transplantation experiments. H.O., T.W., Y.S., H.N. and C.A.V. designed the project. M.P.V. and M.Y. helped with the design and evaluation of the project.

おそらく、この程度の指摘があったとしても「論文捏造や研究不正にはあたらない」というお墨付きを理研からもらった上での会見でしょうから、痛くも痒くもないとは思いますが、とりあえず指摘しておきます。

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