高級食パン『乃が美』閉店ラッシュ

高級食パン『乃が美』閉店ラッシュ「9割が赤字」オーナーが明かす“1円訴訟”の行方
以下は、記事の抜粋です。


「売り上げが落ち、9割の店舗が赤字になっている。本部にロイヤリティー料の引き下げ交渉を行うも拒否されました。ロイヤリティー料の支払いのために借金をするオーナーもいるんです。ひどいときには毎月1000万円の赤字で……。フランチャイズ(以下、FC)契約の途中解除は、莫大な違約金が発生するため、解除もできない。八方ふさがりの状況です」。’23年1月、こう窮状を訴えていたのは高級食パンを販売する乃が美のFCオーナー。

乃が美。高級食パンブームの火付け役で、その店舗数は一時、240店舗以上に達した。 「’19年に乃が美は一部上場を目指し、全国出店を加速させます。しかし、食パンブームが去ったところにコロナが蔓延し、売り上げが大幅に落ち込みました。乃が美の直営店舗はわずか18店舗のみで、主に本部の経営を支えるのは“はなれ”と呼ばれる、FC店です。その影響をもろに受けたのは、FC店オーナーたちでした」(経済誌編集者、以下同)

経営が悪化し、全国の店舗は続々閉店。あれから1年、今はどうなっているのか。 「結局のところ、みんな赤字に耐え続け、期間満了をもって契約を終了する選択をしています。そのため今後も閉店ラッシュは止まらないと思いますよ。」(FC店オーナーの1人)

全国にある乃が美は116店舗にまで減少(’23年12月26日時点)。直営店を除くと100店舗を切るところまで落ち込んだ。その一方、元FC店オーナーの男性が’22年8月、FC契約の勧誘書面に“虚偽”があったとして乃が美に“1円”の損害賠償などを求めて大阪地裁へ提訴していた。

その裁判の判決が’23年12月8日、大阪地裁で下されたが、男性の請求は棄却。敗訴という結果となった。すでに控訴している。

乃が美側は以前、『週刊女性』の取材に対して「原告の訴えは事実無根。徹底的に争う」と回答していた。乃が美の賞味期限は──。


以前、「乃が美」が私の近所や出かける場所のあちこちにポコポコと出現した時、なんとも言えない違和感を覚えました。結局、一度も買うこともなくそれらの店のほとんどは消えていきました。この記事を読むと、そういう店はほとんどフランチャイズ契約だったのでしょう。「ねずみ講」の事件を思い出しました。ちなみに、私はフジパンの「本仕込み」で満足しています。

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