安部首相の靖国神社参拝について、印象に残った記事を集めてみました。
こども版 靖国神社って何?
「こども版」とありますが、私には良くわかりました。以下は抜粋です。
これは幕末に天皇家の社としてつくられ、「東京招魂社」と呼ばれていました。明治時代に靖国神社という名前になり、政府が運営するようになりましたが、昔も今も国のために命をささげた人をまつる神社ではありません。
靖国神社は正式の国有施設になったことはありませんが、明治政府はこれを国家神道という国営宗教の中心にしました。これは宗教といっても教義も教会もなく、「万世一系」の天皇家を崇拝する以外に中身のない宗教です。
靖国神社の中にある遊就館では、軍事的には負けたが、あの戦争は正しかったと書いたパンフレットが配られています。安倍さんが今回、アメリカなどの反対を承知の上で参拝したのは、遊就館と同じ歴史観を世界に向けて発信したことになります(そう受け取られてもしょうがない)。「鎮魂」のためなら、国の所管する千鳥ヶ淵墓苑に行ってもよかったはずです。
「侵略だったとはっきり言うべき」 橋下氏、首相に注文
橋下さんは好きではないのですが、時々おもしろいことを言うので嫌いでもないです。「米軍基地を大阪に!」というのも良かったです。以下は抜粋です。
橋下徹大阪市長は12月27日、安倍首相の靖国神社参拝をめぐり「首相が戦争の評価について自分の考え方をはっきり述べないので誤解が生まれている」と分析した。そのうえで「先の大戦は『侵略だった』とはっきり言ったらいい」と注文を付けた。
見られてしまった安倍首相の限界
「靖国参拝」を中国と韓国の指導部が喜んでいるだろうというのは同感です。
中国は、格差問題と汚職腐敗で一般民衆の不満が爆発寸前にある。このエネルギーを発散させるには、「日本と事を構える」のが最も効果的であるという事を、中国の指導者はよく知っている。一方、韓国の朴政権も、伝統的に強い左翼陣営の攻撃に曝されて不安定この上もないので、日本を敵と見立てる事によって、求心力を取り戻したいと秘かに願っているだろう。頼んでもいないのに、安倍首相はここに、両国にとっては願ってもないような、絶好の火種を投げ込んでしまったのだ。
支持率も高く選挙もない状況で「靖国参拝」という支持者受けのパフォーマンスをしたのは、首相とその取り巻きはあまり賢明ではなかったということでしょうか?残念ながら、アメリカの公式見解“Disappointed”というのが一番ぴったりしているような気がします。
コメント
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先日バングラデシュで、ジャマティイスラミのmolla氏の助命をパキスタン議会が議決をしたということで、パキスタン大使館前に向かって抗議デモが発生しました。
総理の参拝と中韓の抗議のどちらが助命決議に相当するか知りませんがこの手の問題は外国が口を出すと大変なことになるので普通は問題化させないんですがね。