打ち上げ「失敗は成功のもと」は“失言”???

打ち上げ「失敗は成功のもと」 H3ロケットで永岡文科相“失言”


以下は、記事の抜粋です。


日本の新たな主力ロケット「H3」の初号機が、2月17日の打ち上げを中止したことについて、永岡文科相は「失敗は成功のもと」と述べ、その後、失敗ではなかったと釈明した。

永岡文科相は「失敗は成功のもとでございますので、前を向いて、しっかりと進めていきたい」と述べ、「失敗ではないです」との指摘に「ごめんなさい。申し訳ありません」と釈明した。

17日午前、種子島宇宙センターで予定されていた「H3」の初号機の打ち上げ中止の原因について、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は会見を行い、「エンジンの点火後にシステムが異常を検知し、補助ロケットに着火信号が送られなかった」、「ものすごく悔しい」と涙ながらに説明した。

JAXAは「トラブルの原因を究明し、今年度内に再度、打ち上げを目指したい」としている。


共同通信は、17日の打ち上げについて以下のように報道しています。


H3ロケット1号機発射「失敗」 固体ブースター着火せず
以下は、記事の抜粋です。


宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は17日、日本の新型主力機H3ロケット1号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から発射を試みたが飛び立てず、搭載する地球観測衛星を打ち上げられなかった。JAXAによると主エンジンは着火したが、補助の固体ロケットブースターに着火しなかった。

政府関係者は1号機について「1、2週間後に再度打ち上げる方向で調整している」と明らかにした。現地のJAXA広報担当者は「発射する前に中止した可能性もあり、失敗かどうか判断できない」としている。

的川泰宣JAXA名誉教授は「主エンジン側の不具合で(着火の)命令がいかなかったか、命令はいったが固体ロケットブースターに火が付かなかったのか。両方が考えられる」と指摘。主エンジン側の問題だと解明に時間がかかる可能性があるとの見方を示した。

災害状況の把握などに用いる地球観測衛星だいち3号を搭載していた。新型ロケットの失敗は、日本の宇宙戦略に打撃となる。


人工衛星の打ち上げは、スプートニク号の時にアメリカが焦ったように、大陸間弾道弾の開発にもつながる重要な技術ですが、日本はここでも遅れているようです。

それにしても、永岡大臣の発言が「失言」扱いされるのは、気持ちが悪いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました