未報道コメントに真意が!?WHOテドロス事務局長が発した「終わりが視野に…」
WHOのテドロス事務局長が新型コロナとの戦いについて「終わりが視野に入ってきた」と発言したとされましたが、報道されなかった重要な発言もあったようです。以下は、記事の抜粋です。
WHOが発表しているブリーフィングの全文を読むと、実は報じられたようなシンプルなものではないことが分かる。実は「終わりが視野に入ってきた」と報じられたフレーズには、「私たちはまだそこに至っていないが(We are not there yet)」という枕詞がついていた。
また、現在の新型コロナと人類との戦いをマラソンに例え「マラソンランナーはゴールラインが見えるまで立ち止まらない」として、「今は走るのを止めるには最悪の時期である(But now is the worst time to stop running)」と言い切っている。
そのうえで各国が取り組まなければならないことを6つ提言している。
(1)医療従事者や高齢者などを含むリスクにさらされやすい人では100%、人口全体では70%のワクチン接種率実現に向けた注力
(2)新型コロナの陽性判定検査や遺伝子検査の体制維持し、それらをインフルエンザを含むその他呼吸器感染症のサーベイランス・検査体制へと統合
(3)患者に対する正しいケアシステムの確立とそれをプライマリ・ケア体制への統合
(4)感染者急増に備えた計画立案と必要な物資、機器、医療従事者の確保
(5)医療施設での医療従事者と非コロナ感染者を保護するための感染予防・制御措置の維持
(6)新型コロナ関連政策の変更時の明確なコミュニケーション
日本では、テドロス氏の”We are not there yet”も”But now is the worst time to stop running”も報道されていません。これが日本の大メディアのレベルです。
また、各国が取り組まなければならないことの6つですが、記事にも書かれているように(6)の「新型コロナ関連政策の変更時の明確なコミュニケーション」については、今のところは全然ダメです。私は今後もダメだろうと思います。
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