カツオ“異例の豊漁”

カツオ“異例の豊漁” 水揚げが35倍「激増」 4月の半額「激安」 食品値上げの中…
以下は、記事の抜粋です。


食品の値上げが相次ぐなか、今旬のカツオが“激安”です。その理由は、水揚げが35倍に“激増”したことでした。何があったのでしょうか?

■千葉でカツオ“異例の豊漁”

先月31日午前5時すぎ、千葉県勝浦港。水揚げが始まっていました。すごい量です。カツオの主な水揚げ港である勝浦港と銚子港では、今年4月までは不漁が続いていました。ところが、先月から水揚げ量が激増ということです。

漁業情報サービスセンターによると、2つの港の水揚げ量は4月の110トンから、先月はなんと3900トンとおよそ35倍になりました。勝浦港では、先月31日一日だけで、4月の1カ月分を上回る150トンのカツオが水揚げされました。

■豊漁の理由「南下せずまた来遊」

それにしても、なぜ今、カツオが異例の豊漁となっているのでしょうか?カツオ漁の船で見せてもらったのは、たくさんの水揚げがあったポイントです。関東の南方に位置する八丈島や三宅島の近辺で、たくさんとれていました。カツオ漁に詳しい専門家は、次のように話します。

漁業情報サービスセンター カツオ担当・水野紫津葉さん:「カツオは、南のほうの暖かい所の魚なので。日本近海が寒くなると、南下回遊するという性質がある。ただ、近年は亜熱帯海域まで南下せず越冬して、春にまた日本近海に再北上しているとみられるケースがある。その南下しきらなかったものが、また来遊してきたというものだと考えられます」

家計にうれしいカツオの豊漁。いつまで続くのでしょうか。漁業情報サービスセンター カツオ担当・水野紫津葉さん:「漁獲の主体となっている大型のカツオの群れというのは、おおよそ夏ごろまでいるのではないかと、予想しています」


以下は、Yahooニュースの同じ記事に寄せられたコメントです。


●日本の漁業にSDGsはない。そこそこの量で止めておけば価格も崩れず資源も守られるというのに。というと中国が根こそぎとるから!という反論がくる。一緒になって資源枯渇させてどうする。/豊富だからっていいわけない。

●魚は漁師だけのものじゃないので、将来の日本人のためにももうすこし節度ある漁獲をしてくれないですかね?

● 獲れるからって獲れるだけ獲るのか。35倍って…/水産資源の問題もあるが、供給過多による値崩れで水産市場の供給者全員が損する結果になりはしないんだろうか。

●カツオの資源量についてはこちらの記事をどうぞ(https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/4388.html)。”資源は減少傾向にも関わらず漁獲量は増加傾向であり注意が必要です。”だそうです。

●横流しが無くなったから増えた訳じゃないのね。でも獲れるだけ獲ったらまずいんじゃないの?


コメントにも紹介されている資料によると、カツオの資源量は、他のマグロ類に比べ比較的良好ですが、資源は減少傾向にあるにも関わらず漁獲量は増加傾向であるため、注意が必要だそうです。また、日本の消費量は、25万トン前後で、世界のカツオの約10分の1を消費しているそうです。

上のコメントに書かれているように、そろそろ漁業にもSDGsを求める時期に来ていると思います。

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