THEは“ただ1つに決まる”ときにつける

AとTHEを使い分けるたった1つの考え方と5つの条件

私は、これまでかなり多くの論文を英語で書いてきましたが、「AとTHEの使い方」についてはまったく自信がなく、適当に文章を書いて、最後どちらを使うかは英文校閲者にお任せしていました。

しかし、この記事では、AとTHEを使い分けるための「1つの考え方と5つの条件」が非常にわかりやすく書かれています。筆者は遠慮がちに「AとTHEを使い分ける一助になる」と書かれていますが、私はこれを理解すればかなり自信をもって使い分けられると思いましたので、以下に要点を紹介します。例文などについては元記事を参考にしてください。


THEは“ただ1つに決まる”ときにつける

この“ただ1つに決まる”という概念さえ理解できれば、AとTHEの使い分けはできたも同然です。ここで勘違いしてはいけないのは“ただ1つしかない”というわけではないということです。

この世に、複数あっても”ただ1つに決ま”りさえすればtheを使うのです。「だだ1つ」というのは個体・単数である必要はなく。ある一括りの集団でも問題ないです。

“ただ1つに決まる”5つの条件を理解する

どのようにして“ただ1つに決まる”のかを理解しましょう。
1.常識で決まる:これが一番、簡単な条件です。月や太陽など”たった一つしかない”といことが常識として知られているものにはTheが付きます。
2.共通で決まる:話している側も聞いてる側も、それがなにであるか共通して理解している場合は、theを使います。
3.状況で決まる: 例:Please , bring me the ball. そのボールをとってください。もし話している側と、聞いている側が置かれている状況・場所にボールが1つしかなければ。もちろんこれにもtheをつけます。
4.文脈で決まる:これも比較的理解しやすいでしょう。話題として、前に出てきたものと同じ物にはTheをつけます。
5.連想で決まる:あるペンの話をしていて、そのあとすぐにインクの話をしたら、当然そのペンのインクだと連想できますよね?言及されているそのインクは、ただ1つ前出のペンのインクのことです。

まとめ
話す側が主観で「これは相手もわかっているはず」と思えばTHEを使うんです。実際に、聞いている側がどう思っていてもです。


次に書く論文は、「THEは“ただ1つに決まる”ときにつける」で書いてみます。どれだけ英文校閲者から直されるか楽しみです。

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