ワクチン接種の副反応「モデルナアーム」の実態 医師「かゆみ止めを」
モデルナアームという副反応についての記事です。
福岡県内でも新型コロナウイルスのワクチン接種が加速する中、気になる副反応が確認されている。「モデルナアーム」と呼ばれる腕の腫れ。その実態と対処法を取材した。
今、相次いで報告されているのが、接種から1週間以上が経ってから腕の接種部位が赤くなったり、かゆみが出たりする症状だ。
「モデルナアーム」とも呼ばれる遅発性の副反応。実際、症状が出た人に話を聞くと…
厚生労働省によると、1回目の接種でモデルナ製のワクチンを使用した人のうち、接種の9日後に3.46%に赤み、2.7%にかゆみの症状が出たという。一方、ファイザー製のワクチンを打った人でも1%未満の割合で同じような症状が出たという。
Q:では、モデルナアームの症状が出た場合、どのように対処すればいいのか?
A:赤く膨れたところを冷やす、湿疹などに使うかゆみ止めを使うのがいいかと思います。モデルナアームは、報告されているところでは、重篤なものになったという報告はありません。いたずらに恐れることはなく、驚いたり恐れる必要はないと思います
Q:また、1回目の接種でモデルナアームの症状が出た場合、2回目はどうなのか。
A:海外の文献では、2回接種して2回目の方が腫れることはなく、同程度かそれより小さかったと記載されている。1回よりは2回。抗体の上がり方は、2回打ってこそ効果が出るという形なので、論文にはこういう反応が出ても、2回目も接種することを勧めるべきではないかと書いてはいる。
私も一度だけモデルナアームになったヒトの話を聞いたことがありますが、その方はほぼ上の記事に書かれていたことをご存知で、2回目を受けることにまったく躊躇されていませんでした。
今のように、巷に感染したヒトが溢れている状況では、中高年にとってワクチンを打つリスクはベネフィットよりもはるかに小さいです。「反科学・反論理」のヒトの発信には惑わされないようにしてください。
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