高齢者のワクチン接種、芦屋市6.4%止まり 予約で混乱、開始遅れ
以下は、記事の抜粋です。
兵庫県芦屋市で新型コロナウイルスのワクチンを1回接種した高齢者(65歳以上)の割合が6月8日時点で約6.4%にとどまり、県全体の18.22%を大きく下回っていることが分かった。医療機関での個別接種の遅れが原因とみられる。市町ごとの接種率について、県は「競争をあおる」として公表していないが、阪神間の市町では独自に公表する動きも出てきている。
芦屋市は9日の民生文教常任委員会で議員に質問されて明らかにした。市によると、個別接種のスタートが想定より1カ月半ほど遅れ、その影響で接種率も伸び悩んでいるという。背景には、予約の受け付けを巡る混乱があった。
そもそも市では、個別接種の予約を各医療機関が個別に受け付ける想定だった。だが、4月に市が接種券を配ると、問い合わせが殺到して病院業務に支障が出るようになり、市は「通常の医療体制を確保できなくなる」と判断。急きょ、受け付けを集団接種と合わせて市で一本化することにしたため、態勢整備に時間を要して個別接種のスタートが遅れてしまったという。
市は、個別接種を28日から始める予定で、希望する高齢者は7月末までに接種を完了できる見込みという。健康課は「手探りしながら最善の方法を選んでいる。心配をお掛けしてしまい申し訳ない」とする。
内閣官房のウェブページによると、県内の高齢者の接種率は10日時点で20.71%。市町のデータは非公表だが、同市は「遅れていると言われれば否定はできない」とし、今後、接種率を公表すべきかどうか検討するという。
独自の判断で既に公表している自治体もある。
伊丹市は6日時点で34.7%。担当者は「安心につながる情報は、なるべく市民に伝えたい」とする。西宮市は実数は出さないまでもグラフ上でおおよその割合を表示。尼崎市や猪名川町もホームページなどでの公表準備を進めているという。これに対し、川西市は「近隣市と競争状態になれば市民の不安をあおりかねない」とし、公表する予定はないという。内閣官房によると、市区町村の接種率は参考情報として都道府県に提供しているが、公表はしないように伝えている。ただし、各市区町村が独自に公表することについては「止めるものではない」としている。
芦屋市は、「国際文化住宅都市」と自慢していますが「医療過疎都市」でもあります。高度医療はもちろん、救急医療や予防医療も近隣の市に比べてはるかに劣ります。医療については、神戸市に併合してもらうのが市民にとってはベストだと思います。
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