マラリアワクチン 治験で初の有効性75%超 第2相試験の結果

マラリアワクチンで「画期的成果」 治験で初の有効性75%超
以下は、記事の抜粋です。


オックスフォード大学の研究チームは4月23日、同大が開発するマラリアワクチン候補が、幼児を対象とした臨床試験(治験)で77%の有効性を示したと発表した。世界で毎年40万人の死者を出しているマラリアの予防において、画期的な進歩となる可能性がある。

ワクチンは「R21/Matrix-M」と呼ばれ、アストラゼネとオックスフォード大学ジェンナー研究所が開発。同研究所の発表によると、ブルキナファソで2019年、幼児450人に接種し、1年後の検査で77%の予防効果を確認した。深刻な有害事象はみられなかった。

R21/Matrix-Mは、2030年までに有効性75%のワクチンを開発するという世界保健機関(WHO)の目標を初めて達成したマラリアワクチン候補となった。ボリス・ジョンソン首相は今回の治験結果を「画期的成果」とたたえた。

ジェンナー研究所は今後、アフリカ4か国の子ども4800人を対象とした第3相試験を実施する。


元論文のタイトルは、”High Efficacy of a Low Dose Candidate Malaria Vaccine, R21 in 1 Adjuvant Matrix-M™, with Seasonal Administration to Children in Burkina Faso”です(論文をみる)。

マラリアは、寄生虫(原虫)によって起こされる生命を脅かす疾患です。原虫を保有した雌のハマダラカに刺されることで人に感染します。マラリア原虫による感染症は、熱帯地方の公衆衛生状況の改善により、かなり減少しましたが、アフリカ大陸のサハラ砂漠より南の地域では依然として多くの患者が報告されています。2017年には、87か国で2億1,900万人が感染したと推定され、43万5,000人が死亡したとされています。今度こそ、第3相試験(最終の臨床試験)が成功し、ワクチンによってこの数字が大幅に減少することを期待します。

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