菅首相 学術会議の会員 旧帝国大所属45%で“偏り”と説明

菅首相 学術会議の会員 旧帝国大所属45%で“偏り”と説明
以下は、記事の抜粋。


「日本学術会議」の会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、菅総理大臣は、参議院本会議の代表質問で、会員の45%が、いわゆる「旧帝国大学」に所属するなど偏りが見られるとしたうえで、研究の分野を理由として、任命を判断したことはないと説明しました。

参議院本会議では、29日に続いて菅総理大臣の所信表明演説に対する代表質問が行われ、午後は、国民民主党、共産党、立憲民主党、自民党が質問しました。

▽共産党の小池書記局長は、「日本学術会議」の会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、「学術会議の改革努力で、特定大学への集中も是正されてきている。人文科学系の研究者だけ任命拒否したのは、『総合的・ふかん的な観点』に反するのではないか」とただしました。

これに対し、菅総理大臣は、「民間出身者や若手が少なく出身や大学にも偏りが見られる。いわゆる『旧帝国大学』と言われる7つの国立大学に所属する会員が45%を占めている。それ以外の173の、国立大学・公立大学は、合わせて17%で、615ある私立大学は24%にとどまっている。産業界に所属する会員や、49歳以下の会員は、それぞれ3%にすぎない。特定の分野の研究者であることをもって、任命を判断したことはない」と述べました。

共産党の小池書記局長は、記者会見で「答弁に驚がくした。『旧帝国大学』に所属する会員の比率が高いから見直す判断をしたと言いながら、任命を拒否した6人のうち、3人は私立大学の教授だ。説明すればするほど、矛盾がどんどん広がってきている。これからの国会の審議が成り立つのか、心配になるようなやりとりだった」と述べました。


別の記事によると、野党が女性の教授や会員がいない大学の教授の任命を拒否した理由をただしたが、首相は答えず「多様性が大事だということを念頭に判断した」との答弁を繰り返したそうです。官僚が書いた「多様性」の意味を分かっているのでしょうか?

 

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