死亡リスクとの関連調査へ 新型ワクチンで厚労省
「新型」ワクチン体調考慮を…季節性より高い副作用報告
以下は、記事の抜粋です。
厚生労働省は12月30日までに、新型インフルエンザの国産ワクチン接種が、重い基礎疾患(持病)のある患者の死亡リスクを高めているかどうかを見極めるための疫学調査に乗り出すことを決めた。
厚労省によると、国内でこれまでに新型ワクチンの接種を受けた人は推定で最大1492万人。接種が進むにつれ、死亡や重い副作用の報告も集まっている。死亡者は主に重い持病のある高齢者で、27日までに104人が報告された。
季節性ワクチンの重篤・死亡例の報告は、因果関係を問わずに集計して、接種者100万人あたり3.06件だった。新型ワクチンの場合、因果関係が否定できないとされたものに絞っても8.15件と高い。
新型ワクチン接種者に重篤・死亡例が多いのは、ワクチンを接種する際に持病のある高齢者を優先しているので当然だと思います。
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新型ワクチン「子供と親優先が有効」と解析
新型インフルワクチン、1億6000万人に優先接種勧告 米CDC
最初の記事のエール大グループは、「最も感染しやすいのは、学校に通う子供たちで、親を通じ、他の年齢層に感染が広がる。こうした5~19歳と30~39歳の世代に優先接種すると、感染拡大を抑え、被害が最小になる」と報告しています。
2つ目の記事の米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)は、「妊娠中の女性、6歳児以下の子どもの家族、保健医療関係および救急医療業務の従事者、生後6か月から24歳までの子どもおよび若者、インフルエンザから合併症を引き起こすリスクのある疾患などをもつ高齢者以外の成人」の5グループを「予防接種の初期ターゲット」として優先接種すべきだとしています。この高齢者以外の成人というのは25歳から65歳です。
一方、日本でのワクチン接種死亡者104人のうち80人が70歳以上で、持病のある優先接種対象者でした。これら80人は、アメリカでは優先対象ではありません。
日本でも新型インフルエンザを発症して病院に来るのは大半が学校に通う子供たちです、どうして持病のある高齢者を優先接種対象者にしたのでしょうか?
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