裁判の進め方:「アリーmyラブ」で作られたイメージの崩壊

昨日は、弁護士との打ち合わせがあり、夕方から夜にかけて京都へ行ってきました。JRの新快速を利用しましたが、マスクを着用している人が5-7割でした。京都の地下鉄でも、3-4割の人がマスクをしていました。弁護士の話では、京都地方裁判所でも小さな法廷では、裁判官がマスクをしていたそうです。

相談が終わった後で、先斗町の「かっぱ寿司」で食事をしました。先斗町は340年ぐらいの歴史があるらしく、細い路地がおもしろいところでした。

食事をしながら、いろいろと話をしましたが、その中で印象に残ったのは、裁判の進め方でした。私のイメージでは、裁判官の前で、弁護人と検事、あるいは弁護士どうしが激しく議論をするのだと思っていましたが、そうではないそうです。

実際の裁判では、ほとんどは文書のやり取りだけで終わるそうです。双方が証拠を添付した文書で自分達の主張を書き、それを裁判官が読んでわからない所を質問する。そして、相手方に対してその文書に反論はないかどうかを確認する。反論がある場合は、証拠を添付した書面を提出させる。このような作業を繰り返します。そして、裁判官も質問がなく、当事者双方に反論がなくなった段階で結論を出す。このようなプロセスです。

アメリカのように(裁判員制度もそうかもしれません)、素人が相手の場合は、派手なスタンドプレイも必要かもしれませんが、裁判官はプロなのでそんな必要はないそうです。要するに、裁判官にわかってもらうことが一番重要なのです。「アリーmyラブ」で作られた裁判のイメージはみごとに崩壊しました。

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