VR(virtual reality)旅行

JTBなど、ロボット遠隔操作し「仮想旅行」
以下は、VR(virtual reality)に凝っている友人が「普通の旅行ではIT化のおくれていたJTBが、VR旅行に手をだしてたんですね。」と紹介してくれた記事の抜粋です。


JTBは9月18日、東京23区内にいながら小笠原諸島の海を見たりウミガメを触ったりできるサービスを報道陣に公開した。ロボットベンチャーのTelexistence(テレイグジスタンス)やKDDIらと連携した。離れた場所にいるロボットの目や指を通じて、現地の様子を体験できる。近い将来、移動しない旅行が一般的になるかもしれない。

「こんにちは、小笠原遠隔旅行へようこそ。ガイドのみゆきです。小笠原に来たことはありますか」。あたり一面青い空と海が広がるなか、現地の旅行ガイドに声をかけられた。ガイドと握手をして、これから始まる旅に胸躍らせる――。これらは記者が、都内の竹芝客船ターミナル(東京・港)で体験した出来事だ。記事には動画も付いています。

記者はまず、手には指先に触覚センサーがついた専用のグローブをはめ、頭にVR(仮想現実)用のゴーグルをつけた。すぐに目の前に小笠原の美しい景色が広がった。観光ガイドと自己紹介をして握手をすると、ガイドの手のぬくもりを感じた。

実は小笠原諸島には高さ約155センチメートル、重さ約70キログラムのロボットが置かれている。記者はロボットの目や指、口や耳を通じて現地の様子を体験していたのだ。

小笠原諸島内にある海洋センターを見学した。海洋センターではウミガメが飼育されていた。記者がロボットを通じてウミガメの甲羅に触ると、甲羅の堅さとぬめっとした感触が伝わってきた。ウミガメがジタバタ動くのに合わせて小刻みに振動も伝わってくる。ウミガメの水槽に、手に持ったキャベツを投げ入れて餌やりの体験もできた。

画面の揺れに少し酔いを感じたものの現地の人との触れ合いもあり、本当に小笠原諸島に行った気分になれた。遠く離れたロボットと感覚を共有する技術は、Telexistenceが開発した。リアルタイムでの連携を可能にしたのはKDDIの高速通信技術だ。現在は第4世代通信(4G)を使っているが、今後は次世代通信規格「5G」を使うことを目指している。

遠隔旅行体験には他社も参入している。ANAホールディングス(HD)は宇宙にいるロボットを遠隔操作するなどして、宇宙旅行を疑似体験できるサービスを開発している。高齢化の進行で体が不自由でも旅に出たいという人は、今後も増えていくと予想される。教育旅行や企業の現地視察旅行などにも活用できそうだ。


友人は、梅田のヘップファイブにあるVRゾーンにも行ってみたそうですが、ゲームとしては高価であることやヘップファイブが若者向けの場所であるためか、多くの人出があったにもかかわらず、VRで魚釣りなどが体験できるところはガラガラだったそうです。VRマシンは、むしろ、老健施設や老人ホームのようなところに置くのが良いだろうと思いました。

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