勃起不全と早漏の重症度は男性の攻撃性レベルと正の相関

勃起不全と早漏の重症度は男性の攻撃性レベルと正の相関:大規模集団代表研究からの知見
以下は、記事の抜粋です。


勃起不全(ED)や早漏(PE)が男性のメンタルヘルスに及ぼす影響についてはよく研究されているが、攻撃性との関連についてはあまり検討されていない。そこで、人口統計学的特徴のバランスのとれた大規模な代表的コホートにおいて、ED、PEと攻撃性との関連を測定した。

参加者は、ED、PE、攻撃性を評価するための信頼性の高い質問票を用いて、ウェブインタビューを行った。これらには、5項目の国際勃起機能指数(IIEF-5)、早漏診断ツール(PEDT)、病院不安・抑うつ尺度修正版(A-HADS-M)の攻撃性モジュールが含まれた。

3001人の男性に面接を行い、平均IIEF-5スコアは18.92±5.04点、平均PEDTスコアは7.15±4.26点、平均A-HADS-Mスコアは2.71±1.64点であった。

攻撃性は、EDまたはPEを有する者により多くみられることがわかった(p<0.001)。EDとPEの重症度が高いほど、攻撃性の強さも高かった。

単変量回帰モデルでは、年齢層を超えて攻撃性とEDおよびPEの有意な関連が示された。多変量モデルでは、これらの関連が有意であり、年齢、社会人口統計学的因子、合併症、生活習慣から独立していることが確認された(回帰係数:回帰係数:EDは-0.041、p<0.001、PEは0.028、p<0.001)。

本研究で得られた知見は、攻撃性、ED、PEに一貫した関連があることを確信させるものであり、これらの関係の根底にあるメカニズムについてさらなる研究が必要である。


元論文のタイトルは、”Severity of erectile dysfunction and premature ejaculation positively correlate with aggression levels in men: insights from a large population-representative study.”です(論文をみる)。

ED(erectile dysfunction)だとDE(delayed ejaculation)になりそうなので、PE(premature ejaculation)に相関があるのに驚きました。下図のように日本人の調査でも同じみたいです(サイトをみる)。

これで、離婚との相関がなかったりすると興味深いです。

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