まだ昭和の常識でアジアを見ている人はいませんか

まだ昭和の常識でアジアを見ている人はいませんか。平成の次の時代に日本が受け入れるべき厳しい現実
以下は、記事の抜粋です。


1989年の時点では日本人と香港、シンガポールなどに住む人だけが豊かであり、アジアの大半の人々は貧しかった。しかし、平成の30年間の間にアジアの国々は急速に発展し、その状況は一変してしまった。

そして、もう1つ重要な点がある。アジアに日本とは比べものにならない格差社会が出現したことだ。多くの国で急速に富裕層が増え始めた。彼らは平均的な日本人よりもずっと豊かである。ベンツなどの高級車を当たり前のように乗り回している。アジアの人口は40億人だから、そんな富裕層が全人口の1%であったとしても、その総数は4000万人にもなる。

このような状況は、多くの日本人が引きずる「1989年の常識」に変革を要求している。極論になるが、もはやJICA(国際協力機構)はその使命の大半を終えたと言ってもよい。ことアジアを見る限り、援助すべき国はなくなりつつある。もし、貧しい人がいたとしても、彼らを助けるべきなのは、その国に住むベンツを乗り回す人々だろう。

平成の次の時代、日本は確実にアジアの普通の国の1つになる。特に優越した豊かな国ではなくなる。いずれにせよ、これまで以上に、日本は格差拡大とともに発展するアジアとの距離感に悩む時代になる。昭和の感覚で次の時代を生きることはできない。今年は、新たな年号の下で将来について語る機会も増えると思うが、その際には、大きく変わったアジアの状況を頭のどこかに入れて議論してほしい。

アジアで桁外れにリッチな人が増えている。ベトナム・ホーチミンの夜景


この記事に書かれている「平成の次の時代、日本は確実にアジアの普通の国の1つになる。特に優越した豊かな国ではなくなる。」という感覚は、私が持っているものと同じです。

明治維新の時に4,000万人だった人口は平成の今1億2,000万人ですが、これからは単調に減少し、100年後には再び4,000万人になると言われています。その時、このアジアの普通の国はどうなっているのでしょう?

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