“命のロウソク”DNAのテロメアを伸ばすには?

“命のロウソク”DNAのテロメアを伸ばすには?


最近耳にする機会が多い気がする「テロメア」という言葉。これは細胞の染色体の末端にある特殊な構造物で、その長さを見ると人の寿命が分かるといわれているが、本当だろうか?

テロメアの本来の役割は、染色体を保護し、染色体同士がくっついたりするのを防ぐこと。細胞が分裂するたびにテロメアは短くなっていき、ある程度まで短くなると細胞はもう分裂できなくなる。そのため、「老化の回数券」と呼ばれることもある。実際、赤ん坊のテロメアは長く、老人のテロメアは短いという。


で始まる「日経ビジネス」のオープン記事を読みました。テロメアについて、ある程度知識のある読者にはわかり易く書かれていると思います。以下に記事の要点をまとめてみました。


細胞が分裂するたびにテロメアは短くなっていき、ある程度まで短くなると細胞はもう分裂できなくなる。

赤ん坊のテロメアは長く、老人のテロメアは短い。

年齢が同じでもテロメアの長さが同じとは限らない。

テロメアが短い人は、がんになりやすく、心疾患と脳血管疾患のリスクが高い。

食事、運動、ストレス管理などの生活習慣によってテロメアが伸びる。座っている時間が短い人ほどテロメアが長い。


「テロメラーゼ活性を高めてテロメアを伸ばすには、まず健康的な食生活や運動を心がけること。それ以上に「まめに席を立ち、長時間座りっぱなしでいないこと」が大切なのかもしれない。」という何ともしまりのない結びで記事は終わっています。

要するに、現在すでに健康を気にして「正しい」生活習慣を送っているヒトのテロメアはもう伸びないでしょうという話でした。

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