以下は、記事の抜粋です。
東京大学の医学部と分子細胞生物学研究所に所属する教授6人がそれぞれ発表した合わせて22本の論文のデータについて不自然な点が多数あるとする匿名の告発があり、東京大学は、内容を検討した結果、ねつ造や改ざんの研究不正があるかどうか、6人全員について本格的な調査を行うことを決めました。
告発文には、22本の論文の合わせて51のデータについて疑義の内容が詳しく書かれていて例えば、画像を塗りつぶしたような跡が見られたり、本来、専用のソフトを使って水平に描かれるはずのグラフの一部が傾いていたりするなど不自然な点が多く、実際に実験を行ったデータが存在していたのか疑われるなどと指摘しています。
大学では告発を受けて予備調査を行ってきましたが、ねつ造や改ざんの研究不正があるかどうか、外部の専門家を含めた調査委員会を立ち上げ、本格的な調査を始めることを決めました。 関係者によりますと6人の教授は、国内外の賞を受けるなど各分野でトップクラスの研究者で、告発の対象となった論文の中には国民の多くがかかる病気の治療法にもつながるテーマで多額の国の研究費が使われたものも含まれているということです。
上昌広氏のFB記事によると、彼は告発文を見て、黒の可能性は極めて高いと思ったそうです。また、本調査を行い、白だった事例はないとも書いています。さらに、以下のように書いています。……「告発された教授たちは、さまざまな学会の要職です。理事長もいます。話題の専門医制度をリードしている人もいます。学会内で、この話題はどう議論されるのでしょうか。」
関連記事にも書きましたが、岡山大学では医学部出身の理事長などのほとんどまっ黒な研究不正を告発した教授らが解雇されています。上氏も書いていますが、偉いヒトがいくらでもいる東大は、こんなバカなことはしないと思います。
小保方さんはポジションを得るために、これらの教授らはポジションを保つためにあるいはより高いポジションを得るために、誘惑に負けてしまったのだと思います。牧歌的な雰囲気で研究ができた時代はもう来ないのでしょうか?
コメント