競技前の性行為は身体能力に悪影響を与えない

運動前の性行為は、高度なトレーニングを積んだ男性アスリートの生理的反応とスポーツパフォーマンスに影響を与える
関係のない話ですが紹介します。以下は、論文要約の抜粋です。


運動前の性行為が運動能力に及ぼす影響については、依然として議論が分かれている。競技前の禁欲は一般的に推奨されているものの、その生理学的影響に関する科学的根拠は限られており、一貫性にも欠ける。

方法:21名の十分にトレーニングを積んだ男性アスリート(年齢22±1歳)を対象に、試験開始30分前に自慰行為によるオルガスムと性行為の禁欲を行った場合の急性影響を比較するため、無作為化クロスオーバー試験を実施した。各被験者は、両条件の下で漸増式自転車運動テストおよび等尺性握力テストを行った。 血液サンプルを分析し、筋損傷マーカー(CK、LDH、Mb)、炎症マーカー(CRP、IL-6)、およびホルモンマーカー(テストステロン、コルチゾール、LH)を測定した。

結果:禁欲と比較して、自慰行為後の条件では、運動持続時間が長くなり(+3.2%、p<0.01)、心拍数が高くなり(p<0.001)、平均握力もわずかに増加した(p<0.05)。 血漿LDH濃度の低下(p<0.001)は、筋負荷の軽減を示唆していた。テストステロンおよびコルチゾール濃度は有意に高かった(いずれもp<0.001)が、炎症マーカー(CRP、IL-6)には有意な変化は認められなかった。

結論:運動の30分前の自慰行為は、パフォーマンスや筋肉損傷に悪影響を及ぼすことなく、軽度の交感神経およびホルモン活性化を誘発した。これらの知見は、トレーニングを積んだ男性において、運動前の性行為が運動能力を損なわないことを示唆しており、競技前の禁欲が必須であるという長年の通説に異を唱えるものである。


元論文のタイトルは、”Sexual activity before exercise influences physiological response and sports performance in high-level trained men athletes.”です(論文をみる)。競技前の禁欲の推奨は、監督やコーチのヒガミの結果かもしれません。

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