グルテンフリーな食生活は本当に健康的なのか?
以下は、記事の抜粋です。
小麦・大麦・ライ麦といった穀物に含まれるタンパク質の一種「グルテン」を取らないようにする「グルテンフリーダイエット」が健康によいと語られることも多いですが、新たな研究で「グルテンフリーダイエットの効果は人々が予想するものとは異なる」という可能性が示されました。
過去に「グルテンフリーダイエットが効果的」という論文が発表されてから、アスリートたちの間でグルテンを取らないという人が急増しました。アスリートの多くは胃腸に問題を抱えており、グルテンを取らないことで腸内環境を正常に保ち下痢や腹痛を避けることができると考えられたためです。
しかし、タスマニア大学によって行われた研究では、二重盲検法が取られたところ、グルテンフリーダイエットによってサイクリストのパフォーマンスを向上させることはできない、という結果に。
研究では、13人のサイクリストが2週間にわたって食事におけるグルテンの摂取をやめ、研究チームの指定したバーを食べるように指示されました。この時、バーはグルテンを含むものとグルテンフリーのものが用いられましたが、どのアスリートが何のバーを食べていたのかはアスリートも研究者もわからない状態にされました。
2週間後、研究者らがアスリートの体の変化を調べたところ、胃腸の調子・パフォーマンス・調子のよさ・炎症反応などにおいて、グルテンを含むバーを摂取した人と完全にグルテンフリーの生活をした人では違いが生まれなかったとのこと。
元論文のタイトルは、”No Effects of a Short-Term Gluten-free Diet on Performance in Nonceliac Athletes.”です(論文をみる)。
オーストラリアのトップアスリートの約4割がグルテンフリーの食生活をしているそうです。特に、持久力を要求されるスポーツ選手では実に7割がグルテンフリーだそうです(論文をみる)。
日本では、主要なメディアさえも報道する際に科学的根拠を示さないことが多いです。科学的根拠は何かを考える習慣をつけて自分の健康と財産を守りましょう。
コメント
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「科学的根拠は何かを考える習慣をつけて自分の健康と財産を守りましょう」
という点に同感です。
http://ameblo.jp/tadashikjp/entry-12121304830.html
この記事は、小児科医の臨床で経験に基づいて書かれていますが、
「印象としてワクチンを接種していない子が多い」ので
「やはりワクチンは必要」と結論するのは、科学的な態度ではありません。判っていることは、
(1)現在、インフルエンザのワクチンでは都市部のパンデミックを抑えられない。
(2)現在、普及しているインフルエンザ検査キットよりは、富士フィルムが開発した検査キットのほうが早く検出できそう(現在、臨床現場で確認中)。
この2点だけではないかと思われます。
上掲のブログ記事に
「仮に脳症をおこしたとして、それは診断が遅くなったことが原因ではない」
とあり、これはまだ確立された事実として共有できていないのではないかと思われます。「タミフルを早く服用したら脳症を防げるか?…というと、そういうことはない」ということが確認されているだけでしょう。…などとコメントすると嫌がられそうなので、やめました。
お麩は美味しい日本の伝統食で、全然、グルテンフリーになりませんね。子どもが活動的なのは小麦が悪いと言われたこともあり、あれこれ試してみましたが、関係なかったようで何も変わりませんでした。しかし、現代日本ではリーキーガット症候群が多いそう
http://ameblo.jp/friends-dc/entry-12110318307.html
なので、そういう問題があるお子さまは、血液検査に出るかも知れませんし、小麦をやめると良いかも知れませんね。