妊娠前・中のコロナワクチン接種は、母体の重症化および早産リスク低下させる

妊娠前・中のコロナワクチン接種、母体の重症化および早産リスク低下
以下は、記事の抜粋です。


妊娠前および妊娠中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの接種(新型コロナウイルス感染症[COVID-19]の診断前)は、変異株の流行時期にかかわらず母体の重症化リスクおよび早産リスクの低下と関連することが、カナダで行われたサーベイランスプログラムで示された。ブリティッシュ・コロンビア大学のElisabeth McClymont氏らが報告した。

研究グループは、9つの州・準州にて2021年4月5日(デルタ株流行期開始およびカナダにおける妊娠中ワクチン接種推奨開始日)~2022年12月31日に診断されたSARS-CoV-2感染妊婦およびその乳児を特定し、2023年まで母体・周産期アウトカムの追跡調査を実施した。

主要アウトカムは、COVID-19関連入院、クリティカルケアユニット(CCU)入室および早産で、ワクチン接種の有無で分類して解析した。

ワクチン接種で、入院、CCU入室および早産のリスクが低下
特定されたSARS-CoV-2感染妊婦2万6,584例のうち、ワクチン接種状況が判明していた1万9,899例が解析対象となった。大半は30~35歳(46.3%)および白人(55.9%)で、1万4,367例(72%)はCOVID-19診断前に少なくとも1回ワクチンを接種しており、未接種は5,532例(28%)であった。

ワクチン接種例のうち、80%(1万1,425例)は妊娠前に、20%(2,942例)は妊娠中に接種を受けており、接種からCOVID-19診断までの期間の中央値は18週(四分位範囲:11~25)であった。また、全対象のうち6,120例はデルタ株流行期、1万3,799例はオミクロン株流行期の症例であった。

ワクチン接種はCOVID-19関連入院リスクの低下と関連していた。デルタ株流行期における入院率は、ワクチン接種者4.8%、未接種者13.5%で、相対リスクは0.38、絶対リスク差は8.7%であった。オミクロン流行期ではそれぞれ1.5%と5.3%、0.38(0.27~0.53)、3.8%(2.4~5.2)であった。

CCU入室も同様の傾向を示し、デルタ株流行期では相対リスクは0.10、絶対リスク差は2.4%であり、オミクロン株流行期ではそれぞれ0.10、0.85%であった。

早産率は、ワクチン接種者(7.2%)と比較し未接種者(9.6%)で有意に高かった。


元論文のタイトルは、”The Role of Vaccination in Maternal and Perinatal Outcomes Associated With COVID-19 in Pregnancy(妊娠中の COVID-19 に関連する母体および周産期の結果におけるワクチン接種の役割)”です(論文をみる)。

コロナの流行当初は、理論的には妊婦も打った方が良いとされていましたが、打たないクリニックや接種会場が多くありました。やっと実臨床でのエビデンスが出て良かったと思います。以下のように、参政党は反対しています。

参政党の質問

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