セルフレジ

セルフレジは社会的に失敗だった? 有人レジに戻す動きも
以下は、記事の抜粋です。


コロナ期を経て、ますます導入が進んだセルフレジ。自分で商品をピっとスキャンしてお会計する仕組みです。社会的試みとして失敗なのではという声が聞こえてきました。

セルフレジ失敗説が膨らんでいる欧米。BBCの報道によれば、従来のレジに戻した店舗も増えており、消費者にとっても店舗にとってもセルフレジはカオスであるという認識がアナリストや業界関係者の間で主流になりつつあるといいます。セルフレジのみ・セルフレジが主な店舗は今後少なくなると見られています。

2023年、アメリカで広い層に人気の小売店ターゲットは、セルフレジの利用に、購入アイテムが10点以下の場合という制限を設けました。ウォルマートは、一部店舗でセルフレジを廃止。イギリスのスーパーBoothsは、セルフレジを完全廃止しました。

アメリカ版100円ショップDollar Generalは、2022年セルフレジプロジェクトに大きな期待をかけたものの、最近になってプロジェクトは失敗だったと発表。CEOのTodd Vasos氏は、昨年12月の決算報告にて、店舗のスタッフ数、特にレジ担当を増やし、レジ業務を以前のスタイルに戻すと語りました。

セルフレジの最大の問題点は、万引きです。人がいないレジでモノを盗むのはとても簡単。悪意ある人なら、盗まない方が難しいほど。有人レジよりも無人レジの方が21倍も品物を盗む傾向にあるのだとか。さらに、意図しない万引きが発生してしまうのも問題です。

意図しない万引きとは、つまり盗むつもりがなかったのに、結果的にお金を払っていない商品がまぎれ混んでしまったパターン。セルフレジのシステムが複雑で、うっかり未払いアイテムが発生しているのです。ある調査では、消費者の5人に1人が、この意図しないうっかり万引きを経験しているといいます。ちなみに、同調査でセルフレジにて意図した悪意ある万引きをしたことがあるのは7人に1人となっています。

セルフレジによって万引き率があがるうえ、人件費もあがっているという報告も。レジの仕事がなくなり別の作業を担当しているスタッフが、作業の手をとめセルフレジのトラブル対応をしなくてはいけないからです。


私の家の近くのスーパーでもセルフレジは増えています。ライフの店舗では、スマホを使って商品のバーコードを読み取る「ピピットセルフ」方式も採用されています。

この「ピピットセルフ」方式では、買い物途中で商品のスキャンを忘れてしまうミスも発生しやすく、「うっかり通し忘れ」と「故意の万引き」の判別が難しように思います。普通のセルフレジよりも意図しない万引きの可能性が高いのではないでしょうか?

日本でも欧米と同じようにセルフレジが減るのかを注目したいと思います。

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