理研など、熱愛中に活性化する脳領域を特定 – 恋とドーパミンの関係を調査
以下は、記事の抜粋です。
理研は5月14日、熱愛中に活性化する脳領域を解明したと発表した。同成果は理研の渡辺恭良らによるもの。ヒトの恋愛とドーパミンの関係を明らかにした研究はこれまでなく、ヒトが恋をしている時に何が脳で何が起きているのかは明らかにされていなかった。
今回の研究では熱愛中の被験者の脳を調査し、ドーパミン神経の活性化と恋愛感情の関係を調査した。実験では、異性と熱愛中の10名(女性6名、男性4名 平均年齢27歳。恋愛期間の中央値は17カ月)を対象に、恋人の写真と同性の友人の写真を見せた時の脳内ドーパミン放出の違いを測定した。
その結果、恋人の写真を見た時は、脳皮質の内側眼窩前頭野および内側前頭前野でドーパミン神経が活性化していることが判明。友人の写真を見たときの平均14.8mmに対し、恋人の写真を見た時は平均55.3mmと顕著な差が確認された。また、内側眼窩前頭野のドーパミン神経の活性化レベルはドキドキ感と正の相関があることがわかった。内側眼窩前頭野は報酬系に関わる領域であることから、ヒトの恋愛感情には報酬系と同じ神経基盤が関与していると考えられるという。
内側眼窩前頭野の活動は、性的魅力のある他人の顔を見たときや、母親が我が子の顔を見たときにも活性化することが報告されている。今後について研究グループは、内側眼窩前頭野のドーパミン神経の活性化が恋愛に特異的な神経活動かを検証するとともに、他の神経伝達物質と恋愛の関係の解明を進めていくとしている。
私の場合、恋人の友人に魅力的な女性がいたら、恋人と同じあるいはそれ以上に脳内のドーパミンが放出されると思います(^-^)V
あと、吐気止めの薬として使われるメトクロプラミド(プリンペラン®)には抗ドーパミン作用があるので、こういう薬を飲むと恋愛感情が落ちるのかということも気になりました。
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