炭水化物の前に野菜やタンパク質を摂取することは、食後血糖上昇の緩和やHbA1cの低下につながる?

今や一般にも浸透している言葉「ベジファースト」、推奨しても問題ないだろうか。
以下は、解説の抜粋です。


炭水化物の前に野菜やタンパク質を摂取することは、食後血糖上昇の緩和やHbA1cの低下につながることが複数の研究で報告されている。対象は健康人でも2型糖尿病患者でも同様なようである。
ところが、前版の『糖尿病診療ガイドライン2019』では有効性を紹介しているが、2024年版のガイドラインや厚生労働省が発表する『日本人の食事摂取基準(2025年版)」からは削除されている。ADA(American Diabetes Association)も、摂取の順番についてはとくに言及していなかった。

クリニックに外来通院している2型糖尿病患者の報告でも5年間の追跡でHbA1cが有意に下がったとされている。しかし、単一施設のレトロスペクティブコホート研究であることや、介入群で摂取カロリーや糖質摂取量などが減っていること、運動療法や薬剤などによる影響もありうることなど、研究の限界は把握しておく必要がある

ベジファーストの有効性に関する研究は多いが、そのようにエビデンスの質的な問題でガイドラインなどから削除されたのではないかと考える。


太りすぎの人に「ダイエットのために野菜から食べましょう。」というのは、栄養士さんなども話していて「常識」だと思っていましたが、エビデンスが薄弱だったとは、、、

もっともらしい説明だが、誤差が大きそう。

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