「神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC-キフメック-)」生体肝移植手術で7人中4人が死亡を受け肝臓移植手術を停止!院長の田中紘一院長が取材で明らかに
以下は、記事の抜粋です。
外国人患者の治療を目的のひとつに去年11月、神戸市に新たに設立された神戸国際フロンティアメディカルセンターで、生体肝移植手術を受けた患者7人のうち4人がいずれも手術後、1か月以内に死亡した問題で、病院側は4月18日、今後の手術を一時取りやめることを明らかにした。
全国の肝臓移植医でつくる日本肝移植研究会が、スタッフが少ないなど体制が不十分として、生体肝移植手術の中止を近くセンターに求める方針を固めていた。
京大名誉教授で同センターの田中紘一院長(73)は、取材に「現在予定している移植手術をいったん止めて、研究会の報告書を基に再検討することとした」と話した。一方で「死亡した事例は、無理に手術をしたわけではない」と説明した。
新聞記事では、「病院側によると、センターで移植にかかわる常勤医は生体肝移植手術の第一人者の田中院長を含めて5人。手術は外部の医師も含めて6~10人で行ったという。」と書かれていますが、生体肝移植手技を確立し、2000例を超える手術症例を持つ田中院長とは言え、日本人の平均健康寿命を2年ほどオーバーしている彼中心で手術が行われたわけではないでしょう。
病院と日本肝移植研究会の意見が対立しているようです。日経デジタルヘルスの記事によると、この病院は手術記録システムや病理診断データ管理、術前・退院サマリーなどのデータベースが極めて充実しているようなので、手術が妥当だったかどうかを判定するための調査などは簡単にできるはずです。
つい最近まで「医療産業都市構想」や「医療ツーリズム」を持ち上げてきたメディアが急に態度を変えたのが興味深いですが、神戸新聞の報道は気のせいかひかえ目に見えます。
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