Oseltamivir treatment for influenza in adults: a meta-analysis of randomised controlled trials
以下は、要約です。
このランセット誌に掲載された4328人の患者を対象とするランダム化コントロール試験のメタ解析の結果によると、オセルタミビルはプラセボに比べて、全症状緩和までの時間を21%短縮した(97.5時間対122.7時間)。
下気道合併症および入院もオセルタミビル群で少なかった。抗生物質投与が必要な下気道合併症は、オセルタミビル群で4.9%、プラセボ群で8.7%だった。要入院加療率は、オセルタミビル群で0.6%、プラセボ群で3.3%だった
一方、悪心はオセルタミビル群で9.9%、プラセボ群で6.2%、嘔吐はオセルタミビル群で8.0%、プラセボ群で1.7%だった。
以前の報告では、「プラセボ投与群に比べ罹病期間の短縮効果は認められなかった」とされていましたので、これまで思われていたよりも効果はありそうです。
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