放置で「死に至る病」へとは言うけれど、、、

放置で「死に至る病」へ、危険な ”肝臓の盲点”…絶対に見逃してはいけない健康診断の項目
以下は、記事の抜粋です。


放置すれば肝臓がん、脳血管障害へ
「健診で肝臓の数値が悪くて……」と言われれば、「あー、飲み過ぎ」と思うでしょう。ところが最近、お酒は大して飲まないのに肝臓を悪くする人が増えています。それが、非アルコール性脂肪肝です。脂肪肝はなぜか軽んじられがちですが、放置すれば肝臓で炎症を起こし、肝臓の細胞を壊し、やがては肝硬変や肝臓がんといった死に至る病にも。なおかつ、脂肪肝の人は中性脂肪値も高かったり、糖尿病や糖尿病予備軍の人も多かったりと、「糖尿病や脳血管障害などの生活習慣病の始まり」でもあります。

ところが、肝臓はかなり悪化するまで症状が出ません。そのため気づいたときには深刻な状態に陥っていた、なんてことが少なくないのです。肝硬変の末期まで黄疸や腹水といった症状はほとんど出ません。だから、検査の数値が重要な手がかりなんです。

つまり、健康診断で「AST」「ALT」「γGTP」という項目が悪かったら放置してはいけないということ。これらは肝臓に多く存在する酵素で、肝臓がダメージを受けると血液中に放出され、値が高くなるのです。

本来はこれらの数値に問題があればすぐに生活習慣を見直してほしいのですが、数値だけでは重い腰を上げられない人は少なくありません。その場合、私は超音波検査で肝臓がキラキラ輝く様子を見てもらうようにしています。超音波を当てると、脂肪肝の人の肝臓は白く光って見えるのです。

脂肪をたくわえる犯人は脂質ではなく、糖質
脂肪肝を治す薬はありません。でも、食事と運動というシンプルな方法で脂肪肝はよくなります。非アルコール性脂肪肝の場合、一番の原因は肥満です。食事と運動でやせれば、肝臓の脂肪も自然と落ちていきます。

とはいえ、言うは易く行うは難し、ですね。そこで、脂肪肝を治すにはまずは炭水化物を控えましょう。“脂肪”肝なのだから「問題は脂肪分の多い食事では?」と思うかもしれませんが、控えるのであればまずは炭水化物です。脂肪酸の原材料は過剰な糖です。過剰な脂肪酸を処理するために、どんどん肝臓内、そして脂肪組織に脂肪がたまっていくのです。

ところで、糖質の摂りすぎ、肥満から脂肪肝になるケースのほか、もう一つの大きな原因は、やっぱりお酒。少なくともお酒を飲んで赤くなる人はあまり飲まない方がいい体質。なぜなら、アルコールは肝臓で分解されますが、その分解能力は遺伝の影響を強く受け、弱い人は弱いままなのです。たとえ、だんだん飲めるようになったとしても、肝臓の分解能力が高まっているわけではないので、毒性物質の代謝に肝臓がパンクしてしまう危険性があります。

「一滴も飲まないことが健康に一番」が結論です。お酒は、口や喉のがん、食道がん、肝臓がん、乳がん、大腸がんなど、多くの臓器のがんを増やします。

脂肪肝、特に非アルコール性脂肪肝の増加は医療界でもホットなトピックです。日本人成人の3人に一人が脂肪肝と言われるほどですから、他人事と思わず、気にかけてほしいと思います。


記事のように、脂肪肝のヒトは上のような経過をたどって肝硬変や肝がんになるリスクがあります。特に、脂肪肝で「AST」「ALT」「γGTP」が高値のヒトは脂肪肝炎の可能性が高く、5人に1人が肝硬変や肝がんのような怖い病気になると言われています。
しかし、左のヒトよりもお腹が大きく突出していて、もちろん脂肪肝があって、さらにお酒も大量に飲んでいるのに、「AST」「ALT」「γGTP」が正常値の人がいます。そのためか安心して(?)節制する気がありません。どう説明したら節制してくれるのでしょう?

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