「残酷ショー」としての高校野球
以下は、松谷さんがまとめたスコアです。
一方、マスコミの報道は一般にとても好意的です。朝日系や毎日系ではないと思われる日本経済新聞の記事(共同通信)の抜粋を以下に紹介します。
全国高校軟式野球選手権大会で、4日目に入った中京高校と崇徳高校の準決勝は、中京が延長五十回、計10時間18分の熱戦の末に3―0で制した。中京は続く決勝で三浦学苑高校を2―0で破り、優勝を飾った。
準決勝は8月28日から3日間、15回ずつ戦い0―0のまま。31日は延長四十六回から再開、中京は五十回表、3点を奪った。ともに1人で投げ抜いた中京の松井投手は4日間で709球、崇徳の石岡投手は689球を投じた。
松井投手は決勝も四回途中からリリーフし、七回には自身の打点で2点目を挙げ、八、九回は6者連続三振で締めた。決勝でも77球を投げた松井投手は「優勝して疲れも吹き飛んだ。野手のみんなが守ってくれ、ずっと声も掛けてくれたので信じて投げることができた」と喜びを語った。
「残酷ショー」かどうかは別として、投げすぎが身体に良くないことは、松阪やマー君の例をみても明らかです。軟式からプロに行く学生が少ないとはいえ、何らかの対策が必要だと思いますが、これほどマスコミが褒め殺しにするとは、、、高野連の人達は、「人気のない軟式野球が注目されて良かった」ぐらいに考えているのでしょう。
ボールが飛ばない軟式野球では得点が入りにくく、守備力の高いチーム同士、つまり高レベルの試合ほど0-0の延長戦が多くなることが知られており、過去にも1983年天皇杯の決勝で45回まで行ったことがあるそうです。ソフトボールの「タイブレーカー制」(7回終了時で同点の場合、無死二塁から試合再開する)のような制度の導入はいかがでしょうか?
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