「ASTRAブリッジ」…交通を止めずに道路を舗装する方法

交通を止めずに道路を舗装する画期的な方法が開発される
本当に画期的かどうかわかりませんが、なかなか良さそうにみえます。以下は、記事の抜粋です。


道路の舗装工事といえば渋滞がつきもの。その緩和のため工事する時間帯の調整や、事前の情報提供などの対策があったりするが、スイスでは交通を止めない舗装工事が行われている。

スイスで開発された移動型の橋「ASTRAブリッジ」は、交通を止めずに道路を舗装するという夢を現実にした。それは、高速道路のメンテナンス用に開発された移動する橋で、スイスではこの橋により交通を止めずに道路を舗装することが可能になった。これを舗装予定の道路区間を覆うように設置するといわば陸橋となり、一時的に立体バイパスとして機能する。そして工事はその下で進められるようになっている。

この工法の手順は、まず交通量が少ない夜の時間帯などにASTRAブリッジを設置する。そうすれば通勤で混む時間帯でも車は止まることなく、この橋の上の道路を通行できる。

また、作業員は道路の騒音や、雨、陽射しなどの天候からも保護されるほか、工事に伴う近隣への騒音も軽減できる。

ASTRAブリッジの全長は256m、自動走行可能なタイヤ付きの橋桁を何本も並べ、その間にクレーンで道路を敷くことで成り立っている。工期の前後に重機による組み立てと撤去作業が必要になるが、舗装以外にも、高速道路の接合部分の交換、既存の橋の修理などさまざまな作業に使用できるというメリットもある。この橋の全長は256m。この下の中間100mが作業区間になる。橋下には工事車両が余裕で出入りできる幅5.1m、高さ3.1mもの空間がある。

ASTRA ブリッジは、2024年4月初旬からチューリッヒ方面のA1号線で再び使用されている。橋の下の工事は計画通り進行中。この工事期間中、橋が架かった道路は60km/hの速度制限(通常は100km/h)のもと、2車線が滞りなく機能している。この橋が、高速道路に初めて使われたのは2022年。それ以後数回使われており、今年の夏にも2日間使用される予定だ。


下の写真のように組み立てるそうですが、曲がりくねった道では使えないと思います。

動画もあります。

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