米内科学会、糖尿病ガイドライン「DPP-4薬推奨しない」

米内科学会、糖尿病ガイドライン「DPP-4薬推奨しない」2017年から7年ぶりの改訂
日本ではなぜかDPP-4阻害薬を処方する医師が多いので興味深いニュースです。以下は、抜粋です。


米国内科学会(ACP)は4月19日、糖尿病治療ガイドライン(GL)の改訂を発表した。前回(2017年)から7年ぶり。メトホルミン+生活習慣改善を行っても、血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬またはGLP-1受容体作動薬の追加を推奨した。一方、DPP-4阻害薬の追加は前回版から一転、「推奨しない」との勧告が示された(発表をみる)。

心血管・腎イベント、全死亡減少で推奨を作成
同GLの対象読者は臨床医で、対象患者は2型糖尿病を有する非妊娠成人。前回版以降、新たに登場した治療薬の有効性と害に関するシステマチックレビューに基づき作成された。全死亡、主要有害心血管イベント(MACE)、心筋梗塞、脳卒中、心不全による入院、慢性腎臓病の進行、重篤な有害事象、重症低血糖――の優先順位で評価を行った。

同GLでの推奨は次の通り。前回GL(Ann Intern Med. 2017; 166: 279-290. )ではメトホルミン+生活習慣改善の次の薬物治療として、SGLT2阻害薬のほか、SU薬、チアゾリジン系薬、DPP-4阻害薬の追加が推奨されていた。

【推奨1】

メトホルミンと生活習慣の改善を行っても血糖コントロールが不十分な成人の2型糖尿病患者に、SGLT2阻害薬またはGLP-1受容体作動薬を追加することを推奨する(強い推奨、エビデンスの確実性・高)

―全死亡、MACE、慢性腎臓病の進行、および心不全による入院リスクを減少させるために、SGLT2阻害薬を使用する

―全死亡、MACE、脳卒中のリスクを減少させるためにGLP-1受容体作動薬を使用する

【推奨2】

メトホルミンと生活習慣の改善を行っても血糖コントロールが不十分な成人の2型糖尿病患者の罹患率と全死亡率を減少させるために、DPP-4阻害薬を追加することを推奨しない(強い推奨、エビデンスの確実性・高)

本GLでは、それぞれの治療が心血管アウトカムを改善するかといった臨床上有益なアウトカムに焦点を当てている」と説明している。また、今回、新たに推奨されたSGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の薬価についても言及。「両薬剤は高価であるが、より安価な選択肢(例:SU薬など)は全死亡率および罹患率の減少において劣っていた。両薬剤の後発品は現時点で存在しない」とも述べている。


健康診断などでSU薬とかチアゾリジン系薬を処方されているヒトもたまにいますが、医者を替えるようにも言えないし、、、

コメント

タイトルとURLをコピーしました