小保方さん博士論文、早大が本格調査へ 外部専門家加え
以下は。記事の抜粋です。
理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーが2011年に早稲田大に提出した博士論文に画像の使い回しなどが指摘されている問題で、早大は3月26日、本格的に調査する方針を明らかにした。2月中旬から内部調査を進めてきたが、「さらに調べる必要がある」として、外部の専門家も加えて調査するという。
早大広報課は「近日中に調査する内容や態勢を公表したい」としている。調査の結果、論文と博士の学位を取り消すかどうか判断するという。
小保方さんはネイチャー誌に掲載された「STAP細胞」論文の筆頭著者。博士論文に対しては、米研究所がネットに掲載している文章と酷似する部分が大量にあることや、参考文献リストが他の論文と酷似していること、実験結果を示す画像が企業のホームページの写真の使い回しではないのかという疑いなどが指摘されている。
小保方さんは「博士論文を取り下げたい」という趣旨を大学関係者に伝えたという。
武田邦彦さんのコメントを以下に紹介します(記事をみる)。
博士論文は、本人提出→主任教授の訂正指示→副査の先生の訂正指示→審査会→公聴会→教授会 というプロセスを経る。本人は提出した後は指示に従って修正するだけだから、社会的責任と言う点では、修正を強制される学生に責任を問うことはできず、主任教授、副査、公聴会に出た社会人、教授会にあり、本人にはない。権限なきところに責任もない。
神戸大の医学研究科の場合は、本人提出→指導教員(教授に限らない)の訂正指示→主査および副査の先生の訂正指示→審査会(公聴会を兼ねている)→教授会です。指導教員は主査にはなれません。
武田さんが主張するほどではないにしても、これだけの体制を組んで「審査」しておきながら、コピペした元学生の論文と博士号を取り消すだけでは、大学の責任はどこへ行ったのかと言われてもしかたがないでしょう。
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