私が学生だった頃の神戸大学の軽音楽部は、ジャズ(含フルバンド)、ロック、フォーク、ボサノバなどのサブ・グループがあり、全体では部員が100人を超える巨大なクラブでした。学生の頃、「学部はどこですか?」と聞かれたら、「軽音学部です」と答えるような、授業には出ずにクラブ活動のためだけに通学しているような学生も多くいました。歳月が経ち、ロングヘアーを振り乱してレッド・ゼッペリンを演奏していた連中が、会社や学校で定年を迎えるようになっています。
2005年、軽音創部40周年記念OB会総会の2次会として阪急六甲すぐのライブハウス「Maiden Voyage」にて行なわれた大セッション大会が、「June JAM in Rokko(JJR)」として毎年続いています。今年も6月9日の午後1時から9時半まで現役学生から平均年齢61歳のバンドまで数え切れないほどのバンドが出演しました。
年齢的にはどちらかというと若手(?)の「おとめプロジェクト」というバンドは音楽的にはあまり好みではないのですが、メンバーのキャラクターが好きで良くみていました。特に、ベースの「本庄”ほつど”健」氏の下ネタ中心のしゃべくりが好きでした。昨日も自バンドメンバーの「みよ」氏のことを「八尾のブラックマジック・ウーマン」とよび、「超ミニやけど、全然ヴィレッジ・ヴィレッジしない」などと快調でした。
ところが昨日の会で、このJJRの中心とも言うべき本庄氏がおとめプロジェクトを辞めたということを知り、驚きました。博多に転勤になったそうです。飛び入りで演奏し、MCでも上記のように下ネタで飛ばしていましたが、「おもしろうてやがて悲しき、、、」という感じでした。若いときには仕事の問題、歳をとると健康の問題、年齢には関係ない不一致の問題などなど、バンドを維持するのも大変なようです。
以下の動画は、昨年のJJRでのおとめプロジェクトと神戸大現役のサルサバンド・リズムセクションとの共演です。3:17~3:50あたりに本庄氏のソロがあります。
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