タコやイカ・エビやカニにも苦痛の感覚があるとイギリスで正式に認められ、生きたまま茹でる行為は違法に

タコやイカ・エビやカニにも苦痛の感覚があるとイギリスで正式に認められ、生きたまま茹でる行為は違法に
以下は、記事の抜粋です。


イギリスのチームが、これまでに発表された300件以上の科学研究論文を精査した結果、タコやイカなどの頭足類と、エビ・カニ・ヤドカリのような十脚甲殻類には意識感覚があるという確たる証拠があることがわかったという。これを受け、イギリス政府の審査委員会は、無脊椎動物である頭足類や十脚類にも感覚があることを正式に認め、動物福祉法案の保護対象に追加した(記事をみる)。

これにより生きたまま茹でる行為は違法となる。

無脊椎動物には脳がなく、人間が考えるような感覚をもっているわけではない。だが、痛みを伝える侵害受容体や、モルヒネに反応するオピオイド受容体などを含む複雑な神経回路があり、これが脳の代用を果たしていると考えられている。

イギリスのこの動物福祉法案の改正は、少なくとも今はまだ、水産業や外食産業の現在のやり方にそれほど影響を及ぼさないと思われる。しかしいずれは、こうした動物たちに対する非人道的な屠殺や捕獲は禁止されることになりそうだ。

今後の動物福祉法には、エビ・カニ、タコ・イカを生きたまま茹でたり、手足をむしったりする残酷な行為の禁止も含まれるだろうことが提言されている。動物に対するこうした残虐な行為が禁止されるのは、初めてのことではない。スイスやニュージーランドではすでに、甲殻類を生きたまま茹でることは違法だ。

レストランで提供されるロブスターや甲殻類は、生きたまま茹でて提供されることが多いが、これは、ロブスターが死ぬと有毒なバクテリアをたくさん放出するため、食中毒の可能性を最小限に抑えるためにそうされてきた。だが今後は、調理法も変えなければならないだろう。例えばロブスターの痛みを和らげるため、調理に大麻を使用するようになったアメリカのレストランのように。


以下のような脊椎動物の「踊り食い」などは犯罪になるのでしょうか?

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