眞子内親王は、旧宮家でもなく、お見合いでもなく、「お家柄」でもなく、誰にすすめられたわけでもない一般男性と自らの強い意思で恋愛をした戦後初めてのプリンセス

小室圭さんのロン毛を見てストンと胸に落ちた 私は眞子内親王の新しい人生を応援します
以下は、記事の抜粋です。この件に関してはしょうもない記事が多いのですが、この記事にはなるほどと思いました。


小室圭さんのロン毛を見て、いろんなことがストンと胸に落ちた。

日本中が好奇の目を向けている中でのロン毛での帰国は、小室さんの圧勝が決まった瞬間のように見えた。多くの人の想定を超える空気の読めなさと(誰が小室さんがロン毛で帰国することを予想できただろう)、垣間見える尋常ではない深く強い自己肯定感。こういう人でなければ、何の後ろ盾もない一般男性が皇室の女性にプロポーズするなど、無理なことなのだと理解した。

おそらく眞子内親王には、それが分かっていたのではないだろうか。もう二度と、こんな男性は現れない、恋愛感情がいつか終わることなど百も承知、賛成されていないのも百も承知、とんでもない間違いを犯している可能性も百も承知、耳に入れたくない「言いたい放題」があることなど眞子内親王自身が百も承知だろう。それでもこの機会を逃したら一生ここから出る機会はないに等しい。出られたとしても、もうそれは10年、20年後のことかもしれない。少なくとも眞子内親王と恋愛し、無謀とも思えるプロポーズをするような2人目の「一般男性」が現れる可能性は限りなく低いだろう。

改めて、皇室の女性たちが置かれている特殊で残酷な環境に思いを馳せずにはいられない。日本のプリンセスは結婚したとたんに「一般人」にならなければいけないという、女性だけに科せられた罰のような制度がある。罰のような制度にもかかわらず、女性が皇室にとどまることは“空気”として許されていない。とはいえ一人で勝手に出ていくことはできず、現実的には男性と結婚することで出ていかねばならない。

そのような現在の皇室そのものが性差別も甚だしい前近代的な制度であるにもかかわらず、「皇室は特別ですから」と放置され続けてきた。眞子内親王の結婚をめぐるさまざまな事柄が私たちに見せたのは、皇室の女性たちが強いられる制限が、もはや人権問題の域に入っていることなのかもしれない。東京のど真ん中に、憲法24条が無効の性差別が横行している巨大な村があるようなものだ。その村から女が自力で出るためには結婚という方法しかなく、その自力すら認められるのは非常に難しい。

眞子内親王は、旧宮家でもなく、お見合いでもなく、「お家柄」でもなく、誰にすすめられたわけでもない一般男性と自らの強い意思で恋愛をした戦後初めてのプリンセスだ。そういう女性に、今、日本の若い女性たちが共感を寄せている背景に、日本を生きる女性たちが沈められている暗い沼の存在が他人ごとではないからかもしれない。内親王の決断は「家を出るため」の唯一の手段に見えるからかもしれない。それなのに、その意思を貫くために約1億5000万円の一時金を辞退したり、日本以外の国で暮らすことを選択したりする状況に追い込んだものは何なのだろう。

小室さんのロン毛。女性の自由と権利を搾取するシステムそのもののおかしさを超越した破壊力。私は初めて、小室さんを好きだと思った。もうこういう破壊力を持つ人しか、日本のプリンセスを自由にできないのかもしれない。眞子内親王の新しい人生を応援します。


眞子さんを「前近代的な制度による性差別の被害者」としてとらえる視点はとても新鮮です。「皇室は特別ですから」という考えが部落差別などに直結するという考えは以前からありましたが、皇室の中の女性も差別の被害者だという考えには至りませんでした。

ある特定の一家が複数の宮殿に暮らし、国民の税金で特権的な生活を送るという事には不公平を感じますが、メディアを刺激する配偶者を選んだことで、母国に住めず、「皇室と言う家族からの追放」に近い状況に追い込まれるのは気の毒に思います。離婚してもこの状況が続くとすれば悲劇です。

コメント

  1. お久しぶりです。
    なかなかアクセスできませんでした。

    «メディアを刺激する» とは、
    [集合的無意識]に揺さぶりをかけることでしょう。
    然様な «配偶者を選んだこと» は、
    ベルクソン のいう[創造的選択]と言えるでしょう。その結果、
    «母国に住めず、「皇室と言う家族からの追放」に近い状況に追い込まれるのは気の毒に思います。離婚してもこの状況が続くとすれば悲劇です» が、
    ①《加害者型PTSD》の判別条件を活用して誰がPTSD発生源か観察し、
    ②もしも配偶者が激しい《陰陽混乱》状態に陥ったら、周防大島の末田耕一医師に相談すると吉です。

    加害者が攻撃ターゲットから
    「あなたの問題は、私を殴っても解決しない」
    と真摯に言われた際、はっとして我にかえることが出来るならば、末田耕一医師の元で[勉強]すると治ります。[保険診療]ですし、服薬は必ずしも必要ではありません…と言うか、矢鱈に服薬すると有害です。

    どうも、お邪魔しました。

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