新型コロナワクチン、接種前後の飲酒は控えるべきか?
良く聞かれる質問です。以下は、記事の抜粋です。
新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた人は、お酒でも飲んでお祝いしたい気分になるかもしれない。乾杯の1~2杯程度なら、飲んでも問題はないのだろうか?
過度の飲酒は免疫系の働きを抑制し、ワクチンが提供する防御効果を低減させる恐れがある。科学雑誌の総説は、次のように説明している。
「アルコールは主要な免疫系細胞である白血球(Bリンパ球やTリンパ球、ナチュラル・キラー細胞、ヒト単球・マクロファージなど)の動きや機能、そして免疫系が重要な物質(サイトカインなど)を産生する能力を、低下させる可能性がある」これは、私たちが過度の飲酒により、新型コロナウイルス感染症だけでなくその他の感染症にもかかりやすいなる可能性があることを示している。
そして、アルコールの影響が気になるもう一つの問題が、ワクチンの副反応だ。
新型コロナワクチンの一般的な副反応としては、倦怠感や頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱、吐き気などが挙げられている。中には二日酔いの症状と似ているものがある。つまり、ワクチン接種の前後の過度の飲酒は、副反応を重くさせる可能性があるともいえる。
ワクチンの副反応と考えられる症状を引き起こしたり、悪化させたりする可能性があること(飲酒など)は、すべて最小限に抑えておくことが賢明だといえる。つまり、接種前後の数日間は、完全に飲酒を避けるべきだということだろうか?──可能であれば、そうすることが望ましいだろう。
結局、アルコールが新型コロナワクチンの免疫反応を弱める可能性がある(ヒトで確認された訳ではないが)から控えましょうという話です。当たり前ですが、これで説明しましょう。
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