光線が見える錯視

あるはずのない光線が見える新たな錯視が報告される
以下は、記事の抜粋です。


錯視は、デザイン会社CEOであり、神経科学者としてのバックグラウンドを持つMichael Karlovich氏が作成したもの。Karlovich氏は自ら立ち上げた「Recursia」という企業のロゴをデザインしましたが、このロゴが新たな錯視の事例として報告されています。

以下がRecursiaのロゴ。七角形を重ねたデザインですが、中央から光が放たれているかのように見えます。このロゴの形は「Scintillating Starburst」と名付けられました。

Karlovich氏はニューヨーク大学のPascal Wallisch氏と協力し、Scintillating Starburstを使って100人以上を対象に実験を行った結果、光の筋が見えるためには、サイズ・コントラスト・線の太さなど、いくつかの条件が必要であることが判明しました。一方で、線や背景の色などは関係がないそうです。七角形が交差する部分は花輪の最も薄い部分であり、ある程度のコントラストが存在すれば、その薄い部分をつなぐ「光線」が現れます。この時、コントラストが強いほど、光線は強く見えると研究チームは述べています。


確かに私には光の線が見えます。ニューヨーク大学の発表のタイトルは、”A New Kind of Visual Illusion Uncovers How Our Brains Connect the Dots(新しい錯視が脳がどのように点を結ぶかを解明した)”です(発表をみる)。

論文のタイトルは、”Scintillating Starbursts: Concentric Star Polygons Induce Illusory Ray Patterns.(同心円状の星型の多角形が引き起こす幻想的な光線パターン)”です(論文をみる)。

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