アミメニシキヘビ逃走騒動を終わらせた専門家の“天才的推理”
以下は、「週刊女性PRIME」の記事の抜粋です。
横浜市でアパートから逃げたアミメニシキヘビが5月22日見つかった騒動の結末は、専門家の眼力のすごさをまざまざと見せつけた。潜伏先予測が的中し発見・捕獲したのは、国内最大の爬虫類・両生類の体感型動物園「iZoo(イズー)」の白輪剛史園長。日本爬虫類両生類協会の理事長も務める。助言を請われて引き受け、周辺住民がおびえる逃走劇を終わらせた。
本誌が捜索の前々日に電話取材した際、「私はアパート内部にいまだ潜んでいる可能性が高いと思っています。点検口から屋根裏を警察がチェックしているが、見落としがあるかもしれないので人間が入って確かめないといけません」と建物内部の再捜索に向け調整しているところだった。
無事に捕獲した白輪園長は、「点検口から上半身を乗り出し、ライトで照らしたときに“いるじゃん、あそこに”って。鉄骨の上で丸く団子状になっていました。外気温は高くなってきたとはいえ、アミメニシキヘビにはまだ寒く、屋根裏には断熱材もあったため、少しでも高温を求めて高い場所にのぼったんでしょう」などと理路整然と語った。
本誌は発見前、ヘビの手がかりを求めて白輪園長に「糞」「脱皮」などについて質問。鳥の糞に似て歯磨き粉のチューブぐらいの固さのそれや、今回のヘビの大きさからボロボロと剥がれ落ちる抜け殻の特徴について話してくれたが、「でも、この外気温では糞も脱皮もしないはず。それに私は建物内部にいると思っていますから」と自信たっぷりだった。
発見直後、白輪園長は、「これだけ人海戦術で屋外を探して見つからなかったのだから、室内にいると確信を持っていました」と報道陣に語った。
捕獲に際しては、ヘビの尻尾を別のスタッフがつかんで引っ張る中、白輪園長が頭をつかんで抱きかかえるようにして鉄骨から引き剥がした。襲ってくることもなく、おとなしいとの印象を持ったという。捕獲したヘビの健康状態は良好そうだという。専門家らしい推理が、人間にもヘビにもハッピーエンドをもたらした。
天才と言うよりも、専門知識の凄さを感じました。記事によると、白輪延長は、逃走初期のころ、 「このままヘビを見つけられないのは避けないといけません。死骸であっても必ず見つけないとこの騒動は終わらない。行方知れずで都市伝説にしてはいけないんです」と言われていたそうです。その通りだと思います。ヒトにとってもヘビにとってもハッピーエンドで良かったと思います。
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