学生・教職員に抗原検査実施へ 大阪市大が方針
以下は、記事の抜粋です。
大阪市立大の荒川哲男学長は9月4日、学生や教職員約1万2500人全員を対象に、新型コロナウイルスの抗原検査の実施を目指す方針を明らかにした。10月からの後期は、実験などで対面授業を再開する予定。医師でもある荒川学長は「感染が心配で登校に不安を感じる学生もいる。白黒をつけたい」と述べた。
抗原検査のキットは1人あたり2000円程度で、PCR検査よりも大幅に安いという。学生らの唾液を採取し、同大学付属病院で検査する。費用は卒業生らの寄付金を集めた基金でまかない、学生の負担はない。
荒川学長は「学生の陽性率がわかれば、新型コロナウイルスの研究にも役立つ」と、検査の意義を強調した。
荒川学長は、「学生の陽性率がわかれば、新型コロナウイルスの研究にも役立つ」と言っているそうですが、クラスターが疑われる集団ならある程度は理解できますが、学生や教職員のように検査前確率が低い集団を対象に、精度や感度が低いと考えられている唾液の抗原検査をして何がわかるのでしょうか?
学生は、巷をウロウロするものですので、抗原検査が陰性だった学生が、翌日コロナに感染したりすることもあるでしょう。
どう考えても、抗原検査で「白黒つける」ことは不可能です。無症状の学生・教職員に強制的に検査を実施するのも人権の侵害です。周りに意見できる人もいないということでしょうか。府大との合併を控えている市大の今後が心配です。
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