無症状でも発症者と「同量のウイルスを保持」

無症状でも発症者と「同量のウイルスを保持」=韓国研究
以下は、記事の抜粋です。


新型コロナウイルスの無症状の感染者が、発症者と同じだけのウイルスを保有している可能性があることが、韓国の最新研究で明らかになった。

韓国では新型ウイルス検査で陽性となった人は、地域の治療センターでモニタリングされる。研究チームはこのデータを使い、感染者の鼻や喉から採取した検体に含まれるウイルスの量を見ることができる。感染者は定期的に検査を受け、陰性となってはじめて退院できるという。

無症状でもウイルスを2週間以上保持
1886件の検査結果を調べたところ、検査を受けた時点で無症状だった感染者(その後も無症状だった人も含む)からは、発症者と同量のウイルスが検出された。

また、無症状の感染者が検査で陰性となるまでの期間の中央値は17日と、無症状でも非常に長い期間ウイルスを保持することが分かった。なお、発症者の期間の中央値は19.5日で、無症状の方がわずかに短い。

今回の調査は治療センターのデータを元にしているため、重症患者は含まれていない。また、対象となった感染者は全体の平均よりも若く、健康状態も良好だったという。

イギリスを含む多くの国では、検査を症状のある人にしぼっているため、無症状の感染者のデータは非常に少ない。そのため韓国のこの研究は、ウイルスの体内での動きについて多くの情報を与えるものとなっている。

研究チームはしかし、他者への感染という観点において、無症状患者のウイルスがどのような役割を果たしているかまでは「特定できなかった」と認めている。無症状であれば、空気中にウイルスを飛ばしてしまう可能性は低いはずだ。

つまり、「無症状の患者の呼吸器粘膜には、発症者と同じだけのウイルスがある」一方で、「発症者と同じだけ周囲にウイルスをまき散らすわけではない」


自分も含めて、症状が無くてもウイルスを持っている可能性があると考えて行動しましょう。

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