新型コロナ以外の患者6%陽性 地域の状況反映か 慶応大学病院
以下は、記事の抜粋です。
東京の慶応大学病院が今月、新型コロナウイルス以外の患者67人に対して、感染しているかどうか調べる検査を行ったところ、およそ6%の人が陽性だったことが分かり、病院は地域での感染の状況を反映している可能性があるとしています。
慶応大学病院によりますと、4月13日から19日の間に新型コロナウイルス以外の患者、67人に対して、手術前や入院前に感染しているかどうか調べるPCR検査を行ったということです。
患者は全員、新型コロナウイルスに感染した際に見られる症状はありませんでしたが、およそ6%にあたる4人が陽性と確認されたとしています。
この結果について、慶応大学病院は患者は病院の外で感染したものと考えられ、地域での感染状況を反映している可能性があるとしています。
慶応大学病院では、これまでに院内感染の疑いが強いとされる東京 台東区の永寿総合病院から転院してきた患者を発端に入院患者や医師などが感染し、診療に影響が出たほか、集団で会食していた研修医およそ20人が感染していますが、このほかに感染拡大はないとしています。
この6%という数字が東京の都心=区部にあてはまるとすると、人口約1,000万人なので、そこだけで60万人が感染していることになります。
カリフォルニアでは既に感染しているヒトを調べる抗体検査をしています(記事をみる)。この記事によると、ウイルスに感染した人は4月初めの時点で同郡の人口の推計2.5~4.2%で、確認されている感染者の50~85倍に及んでいる可能性があるとしています。
別の記事によると、4月9日現在のカリフォルニアの確定感染者は20,088人、死者は544人ということです。カリフォルニアの人口は約3,700万人ですので、PCR検査の感染率は0.05%です。
東京の4月13日から19日ごろの感染者数は、約3,000人と発表されています。これだと、PCRによる感染率は0.02~0.03%です。
これらの数字から考えると、慶応病院の数字はどう考えても多すぎます。一度発表した責任があるので、少なくとも症例数を10倍に増やして調べなおして欲しいと思います。
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