前立腺癌のロボット支援と開腹手術に差はない

前立腺癌のロボット支援と開腹手術に差はない
以下は、記事の抜粋です。


ロボット支援腹腔鏡下根治的前立腺摘除術を実施する医療機関は増えているが、開腹恥骨後前立腺全摘除術と治療成績を比較したデータはこれまで報告されていなかった。John W Yaxley氏らはランダム化対照試験を行い、限局性前立腺癌患者がどちらの術式を選択しても、12週後までの機能的なアウトカムには差は見られないと報告した。


元論文のタイトルは、”Robot-assisted laparoscopic prostatectomy versus open radical retropubic prostatectomy: early outcomes from a randomised controlled phase 3 study”です(論文をみる)。

2010年から2014年までに、326人の男性を登録し、163人を開腹手術に、163人をロボット手術に割り付けて調べた結果です。12週時点のアウトカムは両群に差はなかったと報告しています。

論文著者は、熟練した外科医による手術なら、ロボット支援がなくても患者に勧められると結論しているそうです。ロボット全盛の時代に移行するのかと思っていましたが、そうでもなさそうです。でも、自分の場合は、開腹よりも腹腔鏡でお願いしたいと思います。

コメント

  1. あ* より:

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    「論文著者は、熟練した外科医による手術なら、ロボット支援がなくても患者に勧められると結論しているそうです」か、
    そうかも知れませんね。ロボットは解離性不注意などの人間的なミスはしない点で、執刀する外科医としては下手な助手よりもロボットさんに支援してほしいのかも知れませんけどね。
    「自分の場合は、開腹よりも腹腔鏡でお願いしたいと思います」か、
    それは腹腔鏡のほうが侵襲性が高くないので当然ですね。
    それにしても、内田樹氏があちこちでお書きの
    「男性であることは体に悪い」
    とは、けだし名言ですね。
    どうも、お邪魔しました。

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