恐竜の体色を初めて特定:科学的に再現
以下は、記事の抜粋です。
恐竜の化石から初めて色素を発見したという新研究が発表された。
研究チームは、中国北東部から出土した鳥類と恐竜の化石の羽毛や繊維状の構造内で化石化したメラノソームを特定した。メラノソームは人間の毛髪1本の断面に100個収まるほどのナノサイズの器官で、現生鳥類にも存在する。
研究チームは中国、遼寧省で発見された羽毛のある鳥類と羽毛恐竜の詳細を走査型電子顕微鏡で調べ、恐竜で初めてメラノソームを発見した。
メラノソームはメラニン色素を内包している。現生鳥類のメラニン色素は、黒やグレイの羽に関連するユーメラニンと、赤褐色から黄色い羽で見つかるフェオメラニンの2種類がある。研究の結果、この2種類のメラノソームが恐竜の化石から見つかった。
例えば、七面鳥ほどの大きさの肉食の羽毛恐竜シノサウロプテリクス(Sinosauropteryx)の尾の濃色部分には、「フェオメラノソームがぎっしり詰まっていた」とベントン氏は述べている。したがって、尾は栗色から赤褐色のトーンの縞模様だったのではないかと研究チームは推測している(下の写真)。
化石羽毛だけでなく、皮膚や体毛などメラニンの豊富な組織でもメラノソームやメラニンが発見されれば、科学者たちは初めて、絶滅動物の色を推測しなくて済むようになるだろう。
ちなみに、人間の毛髪の色もユーメラニンとフェオメラニンで決まっています。我々のような黒髪の人種では、毛髪に大量のユーメラニンが含まれていますが、赤毛では逆に大量のフェオメラニンが含まれています。
1億年以上昔の恐竜の羽毛にも我々と同じメラニンがあったとは、進化を考えれば当然かもしれませんが、おもしろいと思いました。
かずさアカデミアパーク、再生法申請 負債57億円
以下は、記事の抜粋です。
企業育成施設などを運営する千葉県の第三セクター、かずさアカデミアパーク(千葉県木更津市)は1月25日、千葉地裁に民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。負債総額は57億6900万円。
同社はバイオなど地域の新産業を育成する代表的な拠点「かずさアカデミアパーク」の中核会社。建設費の返済負担が重荷となったうえ、企業の立地が低迷して資金繰りが行き詰まった。
知事は、あの森田健作だったはず。かずさDNA研究所はどうなるのだろうか?
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